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進⾏期ホジキンリンパ腫


進⾏期CHL治療のアルゴリズム

⼀般社団法⼈ ⽇本⾎液学会(編):造⾎器腫瘍診療ガイドライン 第3.1版(2024年版)(http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/2_10.html#algo)
(2025年5⽉9⽇閲覧)
【略語】
CHL:古典的ホジキンリンパ腫、PET:陽電⼦断層撮影、BV併⽤AVD:ブレンツキシマブ ベドチン、ドキソルビシン塩酸塩、ビンブラスチン硫酸塩、
ダカルバジン、CR:完全奏効、PR:部分奏効、SD:安定、PD:進⾏、ISRT:involved-site radiotherapy

⼀般社団法⼈ ⽇本⾎液学会(編):造⾎器腫瘍診療ガイドライン 第3.1版(2024年版)(http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/2_10.html#algo)
(2025年5⽉9⽇閲覧)
【略語】
CHL:古典的ホジキンリンパ腫、PET:陽電⼦断層撮影、BV併⽤AVD:ブレンツキシマブ ベドチン、ドキソルビシン塩酸塩、ビンブラスチン硫酸塩、
ダカルバジン、CR:完全奏効、PR:部分奏効、SD:安定、PD:進⾏、ISRT:involved-site radiotherapy
アドセトリスに関連するCQ
第3.1版(2024年版)
CQ6|初発進⾏期CHLに対してどのような治療が勧められるか
推奨グレード|カテゴリー1
初発進⾏期CHLに対する標準治療として, 中間PETによる層別化治療(ABVD or ABVD/増量BEACOPP療
法), もしくはブレンツキシマブ ベドチン併⽤AVD療法が勧められる。
⼀般社団法⼈ ⽇本⾎液学会(編):造⾎器腫瘍診療ガイドライン 第3.1版(2024年版)(http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/2_10.html#cq6)
(2025年5⽉9⽇閲覧)
【略語】
ABVD:ドキソルビシン塩酸塩、ブレオマイシン塩酸塩、ビンブラスチン硫酸塩、ダカルバジン、増量BEACOPP療法:ブレオマイシン、エトポシド、
ドキソルビシン、シクロホスファミド、ビンクリスチン、プロカルバジン、プレドニゾン(国内未承認)
第3.1版(2024年版)
CQ7|⾼齢者(60歳以上)初発進⾏期CHLに対してどのような治療が
勧められるか
推奨グレード|カテゴリー2B
⾼齢者進⾏期CHLでは, A(B)VD療法もしくはブレンツキシマブ ベドチン併⽤AVD療法が推奨されるが,
併存疾患の有無などを考慮のうえ治療選択するとともに, 有害事象には注意を要する。
⼀般社団法⼈ ⽇本⾎液学会(編):造⾎器腫瘍診療ガイドライン 第3.1版(2024年版)(http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/2_10.html#cq7)
(2025年5⽉9⽇閲覧)
第3.1版(2024年版)
CQ10|再発・難治性CHLに対してどのような治療が勧められるか
推奨グレード|カテゴリー2B
年齢を含む⾃家移植の適応, 先⾏治療による奏効期間や有害事象などを考慮のうえ, 従来の救援化学療法
(ICE, GDP, DHAP, CHASE, ゲムシタビン単独療法など)や抗CD30抗体薬物複合体(ブレンツキシマブ ベ
ドチン)あるいは抗PD-1抗体(ニボルマブ, ペムブロリズマブ)を選択する。
⼀般社団法⼈ ⽇本⾎液学会(編):造⾎器腫瘍診療ガイドライン 第3.1版(2024年版)(http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/2_10.html#cq10)
(2025年5⽉9⽇閲覧)
【略語】
ICE:イホスファミド、カルボプラチン、エトポシド、GDP:ゲムシタビン、デキサメタゾン、シスプラチン、DHAP:デキサメタゾン、⼤量シタラビ
ン、シスプラチン、CHASE:シクロホスファミド、⼤量シタラビン、デキサメタゾン、エトポシド
第3.1版(2024年版)
CQ12|若年者(60歳未満)初回再発後の再発CHLに対して⾃家造⾎
幹細胞移植併⽤
⼤量化学療法前の救援化学療法としてどのような治療が勧められるか
推奨グレード|カテゴリー2B
初回治療奏効例においては, 従来の救援化学療法(ICE, GDP, DHAP, ESHAP, CHASE療法など)が救援療法
として勧められる。⼀⽅, 初回治療抵抗例あるいは従来の救援化学療法で⼗分な効果が得られない例にお
いては, ブレンツキシマブ ベドチンあるいはニボルマブ, ペムブロリズマブが救援化学療法として勧められ
る。
⼀般社団法⼈ ⽇本⾎液学会(編):造⾎器腫瘍診療ガイドライン 第3.1版(2024年版)(http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/2_10.html#cq12)
(2025年5⽉9⽇閲覧)
【略語】
ESHAP:エトポシド、メチルプレドニゾロン、⼤量シタラビン、シスプラチン
未治療進⾏期HL患者を対象とした試験

ECHELON-1試験の概要
進行期(Ann Arbor 分類Ⅲ又はⅣ期)古典的ホジキンリンパ腫のフロントライン治療において、A+AVD(ブレンツキシマブ ベドチン及びドキソルビシン塩酸塩、ビンブラスチン硫酸塩、ダカルバジン)併用療法とABVD (ドキソルビシン塩酸塩、ブレオマイシン塩酸塩、ビンブラスチン硫酸塩、ダカルバジン)併用療法で得られた修正無増悪生存期間(mPFS)を比較した。
再発・難治性HL患者を対象とした試験

再発又は難治性のCD30陽性のHLを対象とした試験(0003試験)
自家造血幹細胞移植施行後の再発又は難治性のCD30 陽性のホジキンリンパ腫患者に対して、ブレンツキシマブ ベドチンを単独投与したときの抗腫瘍効果を客観的奏効率に基づいて評価した。