ハイキュービア10%皮下注セット 新発売
ハイキュービアとは
ハイキュービアはヒト免疫グロブリンとボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)より構成される組み合わせ製剤です。
2つの効能又は効果を有します。
作用機序
ハイキュービアは、ヒアルロン酸を局所的かつ一過性に分解する酵素ボルヒアルロニダーゼ アルファ(rHuPH20)とIgGを連続的に投与します。
rHuPH20の作用により、皮下組織でのヒトIgGの拡散・吸収を高め、バイオアベイラビリティが向上します。
投与間隔
ハイキュービアは、効能又は効果いずれも用量を漸増※した後、目標投与量を3週間間隔又は4週間間隔で投与が可能な皮下注用免疫グロブリン製剤です。
患者さんの病状やライフスタイルに合った投与間隔をご選択いただけます。
※ハイキュービア電子添文(用法又は用量より一部抜粋)
〈無又は低ガンマグロブリン血症〉
人免疫グロブリンG及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)の投与は、以下の用量の1/3又は1/4から開始し、漸増する。また、投与間隔は投与量に併せて延長する。
•通常、人免疫グロブリンGとして150~600mg(1.5~6mL)/kg体重を3週間に1回又は200~800mg(2~8mL)/kg体重を4週間に1回投与する。
•ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)は、人免疫グロブリンG 1gあたり80単位(0.5mL)を投与する。
〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎及び多巣性運動ニューロパチーの運動機能低下の進行抑制(筋力低下の改善が認められた場合)〉
人免疫グロブリンG及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)は、以下の用法及び用量で皮下投与するが、原則として開始用量は、以下の用量の1/3又は1/4とし、投与量に併せて投与間隔を延長しながら漸増すること。
•人免疫グロブリンGとして1.0g(10mL)/kg体重を3週間に1回投与するが、患者の状態に応じて、0.3~1.6g(3~16mL)/kg体重を3週間に1回、又は0.4~2.2g(4~22mL)/kg体重を4週間に1回の範囲で適宜増減する。
•ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)は、人免疫グロブリンG 1gあたり80単位(0.5mL)を投与する。
想定投与時間
ハイキュービアは40kg未満の患者さんの場合、1箇所あたり最大160mL/hで投与が可能であり、40kg以上の患者さんの場合、1箇所あたり最大300mL/hで投与が可能です。
また、最大同時投与部位数は3箇所となっています。