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令和8年度診療報酬改定:全容とその狙い -1/2-

<p>30年ぶりの大幅プラス改定で物価高や人手不足に対応!</p>

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本文

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2026.4.作成

令和8年度の診療報酬改定では、施設類型ごとの費用構造や経営実態を踏まえて経営の改善や従事者の処遇改善につながる的確な対応を行い、あわせて現役世代の保険料負担の抑制のため、後発医薬品への置換えの進展を踏まえた対応、適切な在宅医療の推進のための対応、調剤報酬の適正化、長期処方・リフィル処方の取組強化などが行われます。改定率は本体部分が+3.09%と30年ぶりの大幅プラス改定、薬価・材料価格は▲0.87%、ネットでは+2.22%改定となっています1-3)

本記事は異例の高水準となった今回の改定の背景や狙い、改定率の内訳について解説します。

画像
30年ぶりの大幅プラス改定で物価高や人手不足に対応!

改定の背景と重点課題

改定にあたっての基本認識として以下が挙げられています4)

・日本経済が新たなステージに移行しつつある中での物価・賃金の上昇、人口構造の変化や人口減少の中での人材確保、現役世代の負担の抑制努力の必要性
・2040年頃を見据えた、すべての地域・世代の患者が適切に医療を受けることが可能かつ、医療従事者も持続可能な働き方を確保できる医療提供体制の構築
・医療の高度化や医療DX、イノベーションの推進等による、安心・安全で質の高い医療の実現
・社会保障制度の安定性・持続可能性の確保、経済・財政との調和

これらを踏まえ、令和8年度診療報酬改定では特に「物価や賃金、人手不足等の医療機関等を取りまく環境の変化への対応」が重点課題とされ、以下の具体的方向性に沿って改定が行われました4)

医療機関等が直面する人件費や、医療材料費、食材料費、光熱水費及び委託費等といった物件費の高騰を踏まえた対応

賃上げや業務効率化・負担軽減等の業務改善による医療従事者の人材確保に向けた取組

・医療従事者の処遇改善
・業務の効率化に資するICT、AI、IoT等の利活用の推進
・タスク・シェアリング/タスク・シフティング、チーム医療の推進
・医師の働き方改革の推進/診療科偏在対策
・診療報酬上求める基準の柔軟化 等

本文

出典
1)診療報酬改定について. 厚生労働省. 2026-4-22
2)第31回 社会保障ワーキング・グループ 資料1-1-4 社会保障について(財務省提出資料)-分割版4 . 内閣府. 2026-4-22
3)診療報酬改定の基本方針 参考資料. 厚生労働省. 2026-4-22
4)令和8年度診療報酬改定の基本方針. 厚生労働省. 2026-4-22

本コンテンツは、シュプリンガー ヘルスプラスが公正中立の立場で医療関係者向けに配信する記事コンテンツです。弊社は、医療関係者に有益な情報を提供することを通じて医療に貢献することを目的に本コンテンツの提供を行っており、本コンテンツ作成にかかる費用を負担しています。