外国人患者さんの増加と医療費未払い問題 -1/2-
<p>今後さらに増加する外国人患者さんの受入れ体制整備に向けて</p>
2026.1.作成
近年の訪日外国人数は新型コロナウイルス感染症による大幅な減少以降、国際的な往来の再開や観光立国の推進も相まって再び増加に転じています。同時に在留外国人も増加傾向にあり、日本の医療機関を受診する外国人患者さんは増加すると予想されます1-3)。
このような状況で政府は各種対策を取りまとめ、日本を訪れる旅行者や在留外国人に医療が必要となる場合に備え、安心して医療を受けられる環境の整備に取り組んでいます1)。
本記事は外国人患者さんの受入れ状況の今を伝えるとともに、付随する医療費未払い問題にフォーカスしてその現状と対策について解説します。
2025年上半期の外国人入国者数
外国人入国者数※は2019年に約3,119万人と過去最多を記録しましたが、コロナ禍で2020~2021年は激減しました。その後は国際的な往来の再開に伴い急激に回復し、2024年には約3,678万人と2019年を上回って過去最高を更新しています。2025年は上半期の時点で約2,138万人と前年同期に比べ約356万人(20.0%)増加し、また新規入国者数は約1,973万人で前年同期に比べ約331万人(20.2%)増加しています2,3)。今後政府は2030年までに訪日外国人旅行者数を年間6,000万人まで引き上げる目標を立てています4)。
なお、2025年上半期における国籍・地域別の新規入国者数は、韓国(約467万人、対前年同期比7.4%増)が最も多く、次いで中国(約374万人、同58.2%増)、台湾(約311万人、同9.3%増)の順となっています。在留資格別の新規入国者数は、「短期滞在」(約1,936万人、対前年同期比20.3%増)が最も多く、全体の98.1%を占め、次いで「留学」(約10万人、同11.8%増)、「技能実習」(約8万人、同3.9%増)の順となっています2)。
※ 新規入国者数と再入国者数の合計
出典
1)「外国人患者を受け入れる医療機関の情報を取りまとめたリスト」について. 厚生労働省. 2026-1-14
2)令和7年上半期における外国人入国者数及び日本人出国者数等について. 出入国在留管理庁. 2026-1-14
3)【令和7年上半期】公表資料 . 出入国在留管理庁. 2026-1-14
4)観光の現状について. 国土交通省 . 2026-1-14
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