女性の健康支援:取組を通じて社会活性化へ -1/2-
<p>女性の生涯に大きな影響を及ぼす健康課題</p>
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2025.11.作成
現代社会では女性の社会進出が加速しており、2024年の女性の労働力人口は3,157万人と前年に比べ33万人増加し、労働力人口総数6,957万人に占める女性の割合は45.4%になりました1)。しかし、女性の年齢階級別労働力率を見ると、「25~29歳」(88.9%)と、「45~49歳」(83.9%)を左右のピークとし、「35~39歳」(81.4%)を底とするいわゆる「M字カーブ」を描いています1)。ただし、このカーブは以前と比べて浅くなり、問題は解消に向かいつつあるといわれています2)。一方で新たな問題として「L字カーブ」が浮かび上がってきました。「L字カーブ」とは、女性の正規雇用比率が25~29歳をピークとして年代が上がるとともに低下する現象で、出産時に退職したり、又は働き方を変えたりして、子育てが一段落した後に非正規雇用で働くケースが多いためと考えられます3)。
女性はライフステージごとに様々な健康問題の影響を受けるといわれており、なかには女性特有のものもあります。例えば、小児期・思春期から成人期にかけては月経トラブルとして生理痛(月経痛)、月経前症候群(PMS)、月経不順・無月経などに悩まされる人や、強い瘦身願望から拒食や過食といった摂食障害になる人もいます。また、成人期には子宮や卵巣の疾患として子宮筋腫や子宮内膜症などが起こる人もいます。特に女性が影響を受けるのは、妊娠・出産・育児といった大きなライフステージの変化です。一方で、不妊治療のため、長期にわたり医療機関を受診する人もいます。女性に多いがん又は女性特有のがんとしては、乳がんや子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんが挙げられます。更年期になると閉経が起こり、ホットフラッシュなどの更年期障害に苦しむ人や、老年期では女性に限ったことではありませんがフレイル、骨粗鬆症や認知症にかかる人もいます4)。
このように、女性のライフステージに関わる要因は多岐にわたり、それによって活動を制限されることもあります。今回は就労可能期間を通じて大きな影響を及ぼす健康課題や、それに対する取組についてご紹介します。
出典(参照2025年11月)
1) 「令和6年版 働く女性の実情」令和7年10月2日(厚生労働省)
2) 「令和7年版 男女共同参画白書」(内閣府男女共同参画局)
3) 「女性活躍・男女共同参画の現状と課題」令和7年10月(内閣府男女共同参画局)
4) 「女性の健康推進室 ヘルスケアラボWEBサイト」(厚生労働省研究班ホームページ)
本コンテンツは、シュプリンガー ヘルスプラスが公正中立の立場で医療関係者向けに配信する記事コンテンツです。弊社は、医療関係者に有益な情報を提供することを通じて医療に貢献することを目的に本コンテンツの提供を行っており、本コンテンツ作成にかかる費用を負担しています。