「骨太の方針2025」:よりよい明日を迎えるために -1/2-
<p><span style="font-family:'Noto Sans', -apple-system, BlinkMacSystemFont, 'Segoe UI', Roboto, 'Helvetica Neue', Arial, 'Noto Sans', sans-serif, 'Apple Color Emoji', 'Segoe UI Emoji', 'Segoe UI Symbol', 'Noto Color Emoji';">今回の方針の大きな特徴は何か</span></p>
2025.9.作成
今年も「経済財政運営と改革の基本方針2025」1)―いわゆる「骨太の方針2025」―が閣議決定されました。今回の副題は「『今日より明日はよくなる』と実感できる社会へ」で、これによりふるさとへの思いを高めることができる「新しい日本・楽しい日本」を実現することを目指すとしています2)。前年の骨太の方針を踏襲又は一歩進めた形となっている箇所もありますが、新たに加わった箇所もありますのでいくつかお示しします。
経済については、「物価上昇を上回る賃上げを普及・定着させ、現在及び将来の賃金・所得が継続的に増加する『賃上げを起点とした成長型経済』を実現」するため、「2029年度までに年1%の実質賃金上昇を定着」させることが明記され2,3)、2024年の骨太の方針では「2030年代半ばまで」4,5)となっていた最低賃金1,500円(全国平均)の達成が「2020年代」2,3)へと前倒しされました。「減税政策よりも賃上げ政策こそが成長戦略の要」2,3)とされていることから、賃上げを重視していることがうかがえます。
地方創生2.0では「強く」、「豊か」で、若者や⼥性にも選ばれる「新しい・楽しい」地⽅を実現するとしています2,6)。「強い」経済、「豊かな」⽣活環境、「新しい⽇本・楽しい⽇本」を目指し、①安⼼して働き、暮らせる地⽅の⽣活環境の創⽣、②稼ぐ⼒を⾼め、付加価値創出型の新しい地⽅経済の創⽣〜地⽅イノベーション創⽣構想〜、③⼈や企業の地⽅分散、都市と地⽅の⽀え合い、④新時代のインフラ整備とAI・デジタルなどの新技術の徹底活⽤、⑤広域リージョン連携を政策の5本柱として掲げています2,6)。
また、今回の骨太の方針では石破内閣の主要政策を反映して、「防災・減災」に関する内容も多く盛り込まれました。その目玉として、防災体制の抜本的強化のため、2026年度中に防災庁を設置することが明記されています。防災庁は「事前防災の推進及び発災時・復旧復興期の対応の司令塔」となり、「内閣直下で平時から政府全体の防災施策の実施をリードして加速する勧告権等の権限を有する」とのことです2,3)。
外国人の受入れ政策にも大きな変化が起きています。「外国人との秩序ある共生社会の実現」の項目2,3)では、海外で導入されている電子渡航認証制度の日本版として2028年度にJESTA(日本版ESTA)の導入を目指すことが記載されています。外免切替手続(外国の運転免許の日本の運転免許への切替手続)については、運転免許の住所確認の厳格化や知識確認・技能確認の審査内容の厳格化を進めることが示されました。外国人の税・社会保険料の未納付防止や社会保険制度の適正な利用についても言及されており、より厳格な方向に進んでいる印象です。
次に、今回の「骨太の方針2025」で医療分野に関して、どのようなことが書かれているのかご紹介します。
出典(参照2025年9月)
1) 「経済財政運営と改革の基本方針2025」(内閣府)
2) 『経済財政運営と改革の基本方針2025 ~「今日より明日はよくなる」と実感できる社会へ~』令和7年6月13日(内閣府)
3) 「概要」経済財政運営と改革の基本方針2025(内閣府)
4) 「経済財政運営と改革の基本方針2024 ~賃上げと投資がけん引する成長型経済の実現~」令和6年6月21日(内閣府)
5) 「概要」経済財政運営と改革の基本方針2024(内閣府)
6) 『経済財政運営と改革の基本方針2025 ~「今日より明日はよくなる」と実感できる社会へ~ 政策ファイル』令和7年6月(内閣府)
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