医療従事者のメンタルヘルス対策 -1/2-
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2025.7.作成
仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じる労働者の割合は令和5年で82.7%に上ります。また、業務による心理的負荷を原因とする精神障害による労災請求件数は増加傾向にあり、令和5年の認定件数は年883件に上り(前年度より173件増加)1)、職場におけるメンタルヘルス対策が重要な課題となっています。メンタルヘルス不調は精神面のみならず身体面にも悪影響を及ぼす場合があり、心身の不調から本来もつ業務遂行能力が十分に発揮できず生産性の低下を招くおそれがあります。またメンタルヘルス不調が原因で欠勤や休職、退職に至る場合があり、労働者だけでなく職場や企業全体にも大きな影響を及ぼします2)。
医療分野においては、高齢者の増加等に伴い医療需要が増える一方で限られた資源の中で効率的に医療を提供することが求められています。また人の命や健康を預かる仕事であり、常に高い緊張にさらされています。安全性を確保しながら適切な医療・きめ細かなケアを提供するためにも、医療従事者の負担軽減による働きやすい職場づくりの重要性が増しています2)。
本記事では医療従事者特有のメンタルヘルス不調の原因やその対策に加え、勤務環境改善がもたらす総合的な価値について解説します。
医療における主なストレス・メンタルヘルス不調の原因
医師や看護職員を対象とした過去の調査2-4)では業務に関連したストレスや悩みとして、医師では「個別患者の様子」の他「休日・休暇の少なさ」や「患者(家族)からのクレーム対応・訴訟リスク」が、看護職員では「職場の人間関係」や「夜勤の負担の大きさ」などが挙げられました。医師や看護師等における長時間労働の理由としては救急や入院患者さんの緊急対応の他、職種を問わず「書類作成」が上位に挙げられました。精神障害の労災認定事案をみると特に看護師等の女性の被災が多く、事故への遭遇や災害の体験にまつわるものに加え、患者さんからの暴言・暴力やハラスメントによるストレスが要因と考えられる事案が多く挙げられました※。
※事故への遭遇や災害の体験、暴力の体験をしている事案についてみると、約47.5%が深夜帯(0~8時)に起きています。深夜帯における事故・暴力等の予防や早期発見・早期対応に向けた取組も重視すべきと考えられます。
出典(参照2025年7月)
1)「令和5年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況」(厚生労働省)
2)「事業場におけるメンタルヘルス対策の取組事例集~いきいきと働きやすい職場づくりに向けて~」2020年3月(厚生労働省)
3)「平成29年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況」(厚生労働省)
4)「医療従事者の勤務環境の改善について」(厚生労働省ホームページ)
本コンテンツは、シュプリンガー・ヘルスケアが公正中立の立場で医療関係者向けに配信する記事コンテンツです。弊社は、医療関係者に有益な情報を提供することを通じて医療に貢献することを目的に本コンテンツの提供を行っており、本コンテンツ作成にかかる費用を負担しています。