就労支援
監修:松井 尚子 先生(徳島大学 大学院医歯薬学研究部 臨床神経科学分野 准教授)
就労⽀援
CIDP‧MMNの患者さんのための就労⽀援は、厚⽣労働省が、難病患者さんの「治療と仕事との両⽴⽀援」として、様々な⽅法でおこなっています。
治療と仕事の両⽴のために
患者さんの状況‧希望に応じ、ハローワークでの職業相談‧職業紹介や、難病患者就職サポーターによる⽀援等があります。
図1. 難病患者就職サポーターによる専⾨的⽀援の実施
こんな時はどんな⽀援がある?
『すぐにでも就職したい』『具体的な就職先を紹介してほしい』
→ハローワーク専⾨援助部⾨(障害者専⾨相談窓⼝)に相談する
個々の症状や障害に応じたきめ細かな職業相談を受けられます。また福祉‧教育機関と連携した、「チーム⽀援」により、就職の準備段階から職場定着までの⼀貫した⽀援があります。
本⼈に合う仕事の求⼈がない場合でも、職場を訪問し、個別の特性に応じ、職場実習や職場体験ができるような職場を開拓します。
履歴書作成や就職⾯接の練習、就職活動で必要な「病気や必要な配慮についての説明」「⾃⼰アピール」等について、きめ細かく⽀援してくれます。要望があれば、⽀援者が就職⾯接に同席することもできます。
『じっくり相談にのってほしい』『少しずつ就職に向けた準備を進めたい』『働き続けられるかどうか不安だ』
→難病患者就職サポーターによる⽀援
ハローワークの障害者の専⾨援助窓⼝には「難病患者就職サポーター」が配置されています。難病患者就職サポーターは、難病相談⽀援センターと連携しながら、就職を希望する難病患者に対する症状の特性を踏まえたきめ細かな就労⽀援や、在職中に難病を発症した患者の雇⽤継続等の総合的な就労⽀援を⾏っています。
>難病患者就職サポーター配置安定所⼀覧(※ここから先は外部サイトに遷移します。)
『職場定着のための⽀援をしてほしい』『就職後も相談にのってほしい』
→ジョブコーチによる⽀援
障害者の職場適応を容易にするため、職場にジョブコーチを派遣し、きめ細かな⼈的⽀援を⾏っています。ジョブコーチ⽀援には、地域障害者職業センターに配置するジョブコーチによる⽀援のほか、就労⽀援ノウハウを有する社会福祉法⼈等や事業主が⾃らジョブコーチを配置し、ジョブコーチ助成⾦を活⽤して⽀援する場合があります。
『仕事と⽣活の両⾯について、相談したい』
→障害者就業‧⽣活⽀援センターによる⽀援
雇⽤、保健、福祉、教育等の地域の関係機関ネットワークを活⽤して、障害者‧難病患者の⾝近な地域において就業⾯及び⽣活⾯における⼀体的な相談‧⽀援を⾏っています。
『働く前にリハビリテーションを受けたい』
→地域障害者職業センターにおける職業リハビリテーション
地域障害者職業センターでは、ハローワークと連携し、職業準備⽀援、職場適応⽀援といった専⾨的な職業リハビリテーションを実施しています。
難病の患者を雇⽤する企業への⽀援
障害者トライアル雇⽤事業‧障害者雇⽤安定助成⾦
ハローワーク等の紹介により、障害者(難病患者を含む)を⼀定期間(原則3ヵ⽉)雇⽤する事業主に対して国は助成を⾏っています。試⾏雇⽤により、適性や能⼒を⾒極め、求職者と事業主の相互理解を深めることで、継続雇⽤への移⾏につながります。
難病の⽅の雇⽤管理‧雇⽤形態の⾒直しや柔軟な働き⽅の⼯夫等を⾏う事業主には、障害者雇⽤安定助成⾦(障害者職場定着⽀援コース)が⽀給されます。