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会員限定 リュープリン注射用 前立腺癌編 薬効薬理

Last Update:2019年8月

1. 作用機序

リュープロレリン酢酸塩は高活性LH-RH誘導体であり、LH-RHと比較して蛋白分解酵素に対する抵抗性が高く、LH-RHリセプターに対する親和性が高い。
更に、本剤は徐放性製剤であり、常時血中にリュープロレリン酢酸塩を放出して効果的に精巣の反応性低下をもたらし、下垂体-性腺機能抑制作用を示す。

前立腺に対するリュープリンの作用

2. 非臨床試験

(1) 急性効果:下垂体−性腺機能促進作用

下垂体からの性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)の放出(in vitro 15)
LH-RHは10−10M以上の濃度でLH及びFSHの放出を促進した。リュープロレリン酢酸塩は10−13M以上の濃度でLH及びFSHの放出を促進し、活性比はLH-RHの約100倍であった。

■リュープロレリン酢酸塩及びLH-RHのLH、FSH放出作用

リュープロレリン酢酸塩及びLH-RHのLH、FSH放出作用

[試験方法]
雄ラットの下垂体を摘出し、各濃度の検体(3.75mg製剤:リュープロレリン酢酸塩又はLH-RH)を加え、37℃で24時間反応させ、反応液中に放出されたLH及びFSHをラジオイムノアッセイ法により測定した。

3.75mg製剤:リュープロレリン酢酸塩3.75mg
11.25mg製剤:リュープロレリン酢酸塩11.25mg
22.5mg製剤:リュープロレリン酢酸塩22.5mg

(2) 慢性効果:下垂体−性腺機能抑制作用

1)血清テストステロン濃度抑制(ラット) 16)

リュープロレリン酢酸塩徐放性製剤投与後、ラット血清テストステロン濃度は初回投与時にのみ一過性の上昇がみられ、その後は12週まで持続的に正常値以下に抑制された。

[試験方法]
SD系雄ラットに、4週毎にリュープロレリン酢酸塩徐放性製剤1.35mg(3.75mg製剤:リュープロレリン酢酸塩として0.1mg/kg/日に相当)を3回皮下投与し、血清テストステロン濃度を測定した。

■血清テストステロン濃度の推移

血清テストステロン濃度の推移

2)前立腺重量抑制(ラット) 17)

リュープロレリン酢酸塩徐放性製剤3mg/kg投与により、雄性ラットの前立腺重量は有意に減少した。

[試験方法]
Wistar系雄ラットに、リュープロレリン酢酸塩の徐放性製剤3mg/kg(3.75mg製剤:リュープロレリン酢酸塩として0.1mg/kg/日に相当)を単回筋肉投与して、前立腺重量を経時的に測定した。

■前立腺重量の変化

前立腺重量の変化

(3) ラット前立腺癌に対する抗腫瘍効果 18)

リュープロレリン酢酸塩徐放性製剤はラット前立腺癌の増殖を抑制した。

■腫瘍容積の変化

腫瘍容積の変化

[試験方法]
雄ラットの皮下にDunning R3327ラット前立腺癌を移植し、2ヵ月後よりリュープロレリン酢酸塩徐放性製剤10mg/kgを月1回毎月、またはリュープロレリン酢酸塩水溶液(3.75mg製剤)0.333、1mg/kg/日を1日1~2回連日皮下投与して、各腫瘍の容積を求めた。

15)須藤勝一,他:薬理と治療. 1990;18(S3):515 [HB91H173]
16)Okada H,et al.:Pharm Res. 1991;8(5):584 [HB92F095]
17)Okada H,et al.:Int J Pharm. 1989;54(3):231 [HB91H178]
18)Ichikawa T,et al.:Endocrinol Jpn. 1988;35(1):181 [HB91H180]

前立腺癌編 安全性薬理試験及び毒性試験

禁忌を含む使用上の注意等は「添付文書」をご参照ください。