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会員限定 リュープリンSR注射用11.25mg
球脊髄性筋萎縮症編
球脊髄性筋萎縮症に対する臨床試験
JASMITT-06DB(06DB)試験 2)

Last Update:2019年8月

※ SBMAに対するリュープリンSR11.25mgの投与により、嚥下機能低下の抑制が期待される成績が得られていますが、
  長期使用による死亡又は入院を要する肺炎及び運動機能への影響については明確にされていません。

試験概要

試験の種類国内第Ⅲ相試験/多施設共同、無作為割付二重盲検並行群間比較試験
目的球脊髄性筋萎縮症(SBMA)患者に対するリュープリンSR投与による有効性について、プラセボを対照とした二重盲検比較試験により評価する。またリュープリンSRの安全性について併せて評価する。
対象・方法SBMA患者に対し、原則としてリュープリンSRを12週間隔で4回もしくは、プラセボを12週間隔で4回皮下に反復投与する(06DB試験)。48週時点で試験の継続が適当と判断された症例に対しては、リュープリンSRを原則12週間隔で96週間皮下に反復投与する(07OP試験)。
投与期間/例数(FAS*48週間/リュープリンSR群:100例 プラセボ群:99例
選択基準
  1. 下位運動ニューロン障害に起因する下記臨床症状のいずれか1つ以上を有し、遺伝子検査により確定診断されている、もしくは遺伝子診断は未施行だが臨床的にSBMAと診断されている患者(男性)
    ・四肢筋力低下 ・球麻痺
    ・四肢筋萎縮  ・手指振戦
  2. スクリーニング検査(遺伝子検査)でアンドロゲン受容体遺伝子のCAGリピート数が38以上の患者
  3. 同意取得時の年齢が30歳以上70歳未満の患者
  4. 挙児希望のない患者
  5. スクリーニング検査で、肝機能及び腎機能が以下の基準を満たす患者
    ・AST(GOT)≦4.0×施設内基準値上限
    ・ALT(GPT)≦4.0×施設内基準値上限
    ・クレアチニン<1.5×施設内基準値上限
  6. 他人の介助なく6分間の立位保持が可能な患者(ただし、補助具の使用は問わない)

など

除外基準
  1. 同意取得前12ヵ月(48週間)以内に黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH-RH)アゴニスト、テストステロン製剤、5α還元酵素阻害薬、抗アンドロゲン製剤、蛋白同化ホルモン、プロゲステロン製剤、エストロゲン製剤、もしくは国内未承認薬を投与された患者
  2. 同意取得前、合計12ヵ月(48週間)以上の期間にわたり、LH-RHアゴニストを投与された患者
  3. 血清テストステロンの低下を引き起こす外科的治療(去勢術等)を行った患者
  4. 陰嚢皮膚生検の実施が困難と考えられる患者
  5. 嚥下造影試験の実施が困難と考えられる患者
  6. 精神疾患簡易構造化面接法(M.I.N.I.日本語版5.0.0大うつ病エピソード)によりうつ病の疑いがあると診断される患者
  7. 同意取得前1ヵ月以内に狭心症ないし心筋梗塞があった患者
  8. 脈拍>120拍/分、収縮期血圧>180mmHg拡張期血圧>100mmHgのいずれか1つ以上が当てはまる患者

など

主要評価項目 嚥下機能障害の評価:咽頭部バリウム残留率
 解析①:FASを対象に新JASMITT方式で評価
 解析②:FASの内、初回嚥下後の咽頭部バリウム残留率が50%以上の被験者を除外し、
     旧JASMITT方式で評価
 解析③:FASを対象に旧JASMITT方式で評価(初回嚥下後の咽頭部バリウム残留率が
     50%以上の被験者を含む)
試験計画時の検証的主解析は解析③であったが、試験途中に主解析を解析①及び解析②(検証対象)に変更し、解析③は、開封後に探索的解析として実施した(いずれも有意水準:両側10%)。
副次評価項目陰嚢皮膚の抗ポリグルタミン抗体陽性細胞数の割合入院時血清CK、嚥下機能指標の評価(咽頭期移行時間[STD]、食道入口部開大時間[DOOUES]、喉頭挙上保持時間)、運動機能指標の評価(日本版改訂ALSFRS-R、QMGスコア、6分歩行テスト)、QOLの評価(日本語版ALSAQ-5)
その他の評価項目血清テストステロン濃度、血清中薬物濃度(代謝物M-Iを含む)、有害事象(副作用)、骨塩量
解析計画主要評価項目

FASを解析対象とし、投与終了時における投与開始時からの変化量について2標本t検定(有意水準:両側10%)を適用して群間の比較を行った。また、変化量の平均値について群別及び群間差の両側信頼区間(信頼係数:90%)を算出した。なお、共変量(投与開始時における咽頭部バリウム残留率、年齢、罹病期間)を考慮した共分散分析を適用したうえで群間差についても検討した。

副次評価項目

主要評価項目と同様の解析を行い、有意水準を両側10%、信頼係数を両側90%とした。

* FAS:Full Analysis Set
リュープリンSR:リュープリンSR注射用キット11.25mg

JASMITT-06DB(06DB)試験 2, 3)患者背景

全体(FAS)
リュープリンSR
(n=100)
プラセボ
(n=99)
年齢(歳)53.6〈9.2〉54.2〈9.2〉
罹病期間(年)12.7〈8.4〉13.3〈7.3〉
CAGリピート数48.6〈4.0〉48.2〈3.2〉
体重(kg)62.7〈9.4〉63.8〈11.2〉
咽頭部バリウム残留率<一連の嚥下後>(%)10.6〈13.5〉6.7〈7.2〉
咽頭部バリウム残留率<初回嚥下後>(%)20.3〈27.1〉18.7〈26.6〉
食道入口部開大時間(秒)0.4〈0.1〉0.4〈0.1〉
咽頭期移行時間(秒)0.1〈0.3〉0.2〈0.3〉
喉頭挙上保持時間(秒)0.2〈0.1〉0.3〈0.1〉
日本版改訂ALSFRS-R合計点(点)40.8〈3.6〉41.0〈3.7〉
6分歩行テスト(m)323.2〈141.9〉303.7〈132.0〉
QMGスコア合計点(点)7.2〈3.0〉6.8〈2.8〉
日本語版ALSAQ-5合計点(点)10.1〈3.4〉10.7〈3.8〉
陰嚢皮膚の抗ポリグルタミン抗体陽性細胞数の割合(%)20.6〈15.0〉20.7〈14.0〉
入院時血清CK(IU/L)754.2〈443.2〉784.4〈479.8〉
血清テストステロン濃度(ng/mL)7.8〈3.0〉7.7〈2.6〉

平均値〈標準偏差〉
FAS:Full Analysis Set
ALSFRS-R:筋萎縮性側索硬化症運動機能評価スケール、QMG スコア:定量的重症筋無力症スコア、ALSAQ:筋萎縮性側索硬化症評価質問票

SBMAに対する臨床試験 国内第Ⅲ相試験(06DB)試験 臨床成績


2)リュープロレリン11.25mgの球脊髄性筋萎縮症を対象とした国内第Ⅲ相試験
(社内資料、承認審査時評価資料)
3)リュープロレリン11.25mgの球脊髄性筋萎縮症を対象とした国内第Ⅲ相長期継続投与試験
(社内資料、承認審査時評価資料)

禁忌を含む使用上の注意等は「添付文書」をご参照ください。