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ベクティビックス点滴静注100mg・400mg くすりの相談FAQ抗悪性腫瘍剤/ヒト型抗EGFR注1)モノクローナル抗体 注1)EGFR : Epidermal growth factor receptor(上皮細胞増殖因子受容体)

パニツムマブ(遺伝子組換え)

このFAQに記載の情報は、製品の適正使用にあたっての参考情報であり、全てのケースにあてはまるものではありません。そのため、「FAQ」の利用に関して生じた結果については、責任を負いかねますので、ご了承ください。製品のご使用にあたっては、最新の添付文書をご確認ください。また、製品に関してご不明な点がございましたら、弊社くすり相談室(0120-566-587)にお問い合わせください。

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4.製剤関連

Q2
ベクティビックス点滴静注100mg・400mgの投与における電解質のモニタリングの期間・頻度について教えてください。

ベクティビックス点滴静注100mg・400mgを投与前に測定し、投与中及び投与終了後最短8週間の定期的モニタリングが推奨されます。
モニタリングの頻度は、可能であれば血液検査のセットメニューにマグネシウム測定を加え、毎月測定することが望まれます。

参考)
モニタリングすべき期間と頻度:
電解質異常の初期段階には症状が観察されないこともあり、パニツムマブ投与前に症状を伴わない血中マグネシウム減少等の電解質異常を有する患者では、パニツムマブ投与により電解質異常を悪化させる可能性があります。
また、低マグネシウム血症を発症した症例のうち、本剤投与終了から4週後まで症状が回復しなかった症例も認められています。
このようなことから、投与前から投与中、投与終了後最短8週間は、定期的に電解質(マグネシウム、カリウム及びカルシウム)のモニタリングが推奨されます。
可能であれば、毎月測定することが望まれますが、毎月の測定ができない場合、少なくとも3ヵ月に1回の測定が必要です。
マグネシウム補充療法を行った場合、翌週モニタリングすることが推奨されます。
低マグネシウム血症を発現した症例では、治療により血中マグネシウム濃度が正常値に戻ったあとも、毎週測定することが推奨されます1)

(参考資料)
  1. ベクティビックス点滴静注100mg・400mg 副作用アーカイブ 電解質異常