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ベクティビックス点滴静注100mg・400mg くすりの相談FAQ抗悪性腫瘍剤/ヒト型抗EGFR注1)モノクローナル抗体 注1)EGFR : Epidermal growth factor receptor(上皮細胞増殖因子受容体)

パニツムマブ(遺伝子組換え)

このFAQに記載の情報は、製品の適正使用にあたっての参考情報であり、全てのケースにあてはまるものではありません。そのため、「FAQ」の利用に関して生じた結果については、責任を負いかねますので、ご了承ください。製品のご使用にあたっては、最新の添付文書をご確認ください。また、製品に関してご不明な点がございましたら、弊社くすり相談室(0120-566-587)にお問い合わせください。

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3.安全性

Q1
ベクティビックス点滴静注100mg・400mgの電解質異常発現時(低マグネシウム血症など)の発現機序について教えてください。

尿細管細胞において、ベクティビックスがEGFRの働きを阻害し、その結果、マグネシウム再吸収が阻害され、腎性のマグネシウム喪失が起こると考えられています。
一般に、血清マグネシウム濃度が1.2mg/dLを下回るまで(Grade 2以上になるまで)、低マグネシウム血症の症状はあらわれませんので、無症状であっても定期的な測定が推奨されます。主な症状は、全身倦怠感、しびれ、痙攣、QT延長を伴うことがあります1)

参考)
■低マグネシウム血症発現機序の詳細1)
尿細管細胞でのEGFRの働きが阻害され、ヘンレ係蹄上行脚ならびに遠位尿細管曲部等におけるTRPM6(transient receptor potential metastatin 6)によるマグネシウム再吸収が阻害されることによる、腎性のマグネシウム喪失が発生機序の一つに考えられています。
血清マグネシウム濃度の低下は、血清カルシウム濃度あるいは血清カリウム濃度にも影響を及ぼすことが知られており、一般的に低マグネシウム血症に低カルシウム血症、低カリウム血症が併発することは少なくありません。特に、ベクティビックス点滴静注100mg・400mg投与時では、低マグネシウム血症に低カルシウム血症を伴うことが多く見られます。また、低マグネシウム血症、低カリウム血症については、下痢が原因となることもあります。したがって、カルシウム、カリウムを含めて電解質異常には注意が必要です。

■電解質異常で見られる主な症状1)
ベクティビックス点滴静注100mg・400mg投与時に発症する電解質異常の多くは低マグネシウム血症ですが、低カリウム血症や低カルシウム血症もみられます。

電解質異常で見られる主な症状

電解質異常症状
低マグネシウム血症嘔気、嘔吐、食欲不振、脱力感、眠気、筋肉の痙攣、ふるえ、心電図異常(QTc延長)、不整脈など
低カリウム血症筋力の低下、筋肉痛、筋肉の痙攣、麻痺、自律神経失調症など
低カルシウム血症嘔吐、下痢、手足のしびれ、くちびるのしびれ、全身痙攣、せん妄、幻覚、心電図異常(QTc延長)、不整脈など
(参考資料)
  1. ベクティビックス点滴静注100mg・400mg 副作用アーカイブ 電解質異常