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ニンラーロカプセル2.3mg・3mg・4mg くすりの相談FAQ抗悪性腫瘍剤(プロテアソーム阻害剤)

イキサゾミブクエン酸エステルカプセル

このFAQに記載の情報は、製品の適正使用にあたっての参考情報であり、全てのケースにあてはまるものではありません。そのため、「FAQ」の利用に関して生じた結果については、責任を負いかねますので、ご了承ください。製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認ください。また、製品に関してご不明な点がございましたら、弊社くすり相談室(0120-566-587)にお問い合わせください。

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3.安全性

Q2
多発性骨髄腫における維持療法においてニンラーロカプセル投与時の悪心・嘔吐に対する前投薬(プレメディケーション)、催吐性リスクの程度は?

ニンラーロカプセルの電子添文には嘔吐に対する前投薬(プレメディケーション)に関する記載はありません。
催吐性リスク分類をもとにご施設でご判断ください。

<催吐性リスク分類について>1)
ニンラーロは日本癌治療学会の制吐薬適正使用ガイドライン2015年10月【第2版】ver.2.2で催吐頻度10~30%の軽度(催吐性)リスクに分類されています。

<臨床試験時の制吐剤の使用状況>2)
国際共同第Ⅲ相試験(C16019試験:TOURMALINE-MM3)、国際共同第Ⅲ相試験(C16021試験:TOURMALINE-MM4)においては、悪心・嘔吐に対しては5-HT3受容体拮抗薬の使用が推奨され、その後の予防投与も考慮されることになっていました。なお制吐剤としてのデキサメタゾンの使用は禁止されておりました。

(参考資料)
  1. 日本癌治療学会「制吐薬適正使用ガイドライン」2015年10月【第2版】一部改訂版 ver.2.2(2018年10月)(閲覧日:2023年8月31日)
  2. Dimopoulos MA, et al.: J Clin Oncol. 2020; 38(34): 4030-4041.