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2.用法用量
Q1ニンラーロカプセルを長期処方する際、投薬期間制限はあるのか教えてください。
Q1
ニンラーロカプセルを長期処方する際、投薬期間制限はあるのか教えてください。必要期間処方可能です。ただしニンラーロカプセルの長期処方の際には過量投与にご注意ください。
<多発性骨髄腫における維持療法を受ける患者さんの場合>
ニンラーロカプセルを24ヵ月(約26サイクル)を超えて投与した場合の有効性及び安全性は確立していません。
なお、ニンラーロカプセルを長期処方する際の保険請求については請求先の審査機関へお問い合わせください。
ニンラーロカプセル添付文書1)では以下のように記載されています。
6. 用法及び用量
〈再発又は難治性の多発性骨髄腫〉
レナリドミド及びデキサメタゾンとの併用において、通常、成人にはイキサゾミブとして1日1回4mgを空腹時に週1回、3週間(1、8及び15日目)経口投与した後、13日間休薬(16〜28日目)する。この4週間を1サイクルとし、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
〈多発性骨髄腫における維持療法〉
通常、成人には1日1回、本剤を空腹時に週1回、3週間(1、8及び15日目)経口投与した後、13日間休薬(16〜28日目)する。この4週間を1サイクルとし、投与を繰り返す。本剤の投与量は、4サイクルまではイキサゾミブとして3mg、5サイクル以降はイキサゾミブとして4mgとする。なお、患者の状態により適宜減量する。
7. 用法及び用量に関連する注意(抜粋)
〈効能共通〉
7.2 新たなサイクルの開始にあたっては、以下の基準を参考に投与の可否を判断すること。
サイクル開始基準
GradeはNCI-CTCAE v4.0に基づく
サイクル開始基準
好中球数 | 1,000/mm3以上 |
血小板数 | 75,000/mm3以上 |
非血液毒性 | ベースライン又はGrade 1以下に回復 |
〈多発性骨髄腫における維持療法〉
7.8 本剤を24ヵ月を超えて投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。
13. 過量投与
13.1 処置
本剤は血液透析により除去されない。
- (参考資料)
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- ニンラーロカプセル2.3mg・3mg・4mg 添付文書