サイトマップお問合わせ

  • 新規会員登録
  • ログイン

イニシンク配合錠 くすりの相談FAQ選択的DPP-4阻害薬/ビグアナイド系薬配合剤 -2型糖尿病治療剤-

アログリプチン安息香酸塩 /メトホルミン塩酸塩

このFAQに記載の情報は、製品の適正使用にあたっての参考情報であり、全てのケースにあてはまるものではありません。そのため、「FAQ」の利用に関して生じた結果については、責任を負いかねますので、ご了承ください。製品のご使用にあたっては、最新の添付文書をご確認ください。また、製品に関してご不明な点がございましたら、弊社くすり相談室(0120-566-587)にお問い合わせください。(2018年2月作成)

イニシンク配合錠の製品情報へ戻る

  1. 1.特殊背景患者
  2. 2.用法用量
  3. 3.安全性
  4. 4.製剤関連
  5. 5.その他

1.特殊背景患者

腎機能障害のある患者さんへのイニシンク配合錠の投与について教えてください。

腎機能障害のある患者さんへのイニシンク配合錠の投与については、「腎機能障害のある患者さんに投与する場合は、定期的に腎機能を確認するなど慎重に投与すること」との警告があります1)
また、中等度以上の腎機能障害、透析患者(腹膜透析を含む)さんは禁忌になっています1)
イニシンク配合錠は配合剤のため、各製剤の投与量は調節できず、弊社で具体的な投与量を定めた資料はありません。

【禁 忌】(次の患者には投与しないこと)
(1) 次に示す状態の患者[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こしやすい]
2)中等度以上の腎機能障害[腎臓におけるメトホルミン及びアログリプチンの排泄が減少する。]
【使用上の注意】
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
  次に掲げる患者又は状態
  (4) 軽度の腎機能障害患者[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こすおそれがある。]
(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 添付文書

透析患者さんへのイニシンク配合錠の投与について教えてください。

透析(腹膜透析を含む)患者さんへのイニシンク配合錠の投与については、禁忌になっています。

【禁忌】 (次の患者には投与しないこと)1)
(1) 次に示す状態の患者[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こしやすい]
  3) 透析患者(腹膜透析を含む)[高い血中メトホルミン濃度が持続するおそれがある。]

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 添付文書

肝機能障害のある患者さんへのイニシンク配合錠の投与について教えてください。

肝機能障害のある患者さんへのイニシンク配合錠の投与については、「肝機能障害のある患者さんに投与する場合は、定期的に肝機能を確認するなど慎重に投与すること」との警告があります1)
また、重度の肝機能障害のある患者さんは禁忌になっています1)
イニシンク配合錠は配合剤のため、各製剤の投与量は調節できず、弊社で具体的な投与量を定めた資料はありません。

【禁忌】 (次の患者には投与しないこと)
(1) 次に示す状態の患者[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こしやすい]
4)重度の肝機能障害[肝臓における乳酸の代謝能が低下する。]
【使用上の注意】
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
(5)軽度~中等度の肝機能障害患者[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こすおそれがある。]
(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 添付文書

2.用法用量

イニシンク配合錠の粉砕服用は可能ですか?

イニシンク配合錠の粉砕して服用することは、承認外の用法となります。粉砕したものをヒトに投与した際の有効性、安全性は確立していませんので、弊社からはお勧めしていません。

メトホルミンの適正使用に関するRecommendationでは、経口摂取が困難な患者さんや寝たきりなど、全身状態が悪い患者さんには投与しないこととあります1)

(参考資料)
  1. メトホルミンの適正使用に関するRecommendation 2016年5月12日改訂
    http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/recommendation_metformin.pdf

簡易懸濁法によるイニシンク配合錠の経管投与は可能ですか?

イニシンク配合錠を懸濁して経管投与することは、承認外の用法となります。懸濁したものをヒトに投与した際の有効性、安全性は確立していませんので、弊社からはお勧めしていません。

メトホルミンの適正使用に関するRecommendationでは、「経口摂取が困難な患者さんや寝たきりなど、全身状態が悪い患者さんには投与しないこと」と記載されています1)

(参考資料)
  1. メトホルミンの適正使用に関するRecommendation 2016年5月12日改訂
    http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/recommendation_metformin.pdf

イニシンク配合錠を飲み忘れた場合について教えてください。

イニシンク配合錠を飲み忘れた場合は、気がついた時に、次の食事に合わせて1回分を飲むこと、そして次の服用時間が近い場合は、次の服用時間に1回分を飲むこと。絶対に2回分を一度に飲まないよう患者に指導してください1)

【用法・用量】2)
通常、成人には1日1回1錠(アログリプチン/メトホルミン塩酸塩として25mg/500mg)を食直前又は食後に経口投与する。

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 くすりのしおり
  2. イニシンク配合錠 添付文書

イニシンク配合錠を処方できる条件について教えてください。

原則として、既にネシーナ錠(アログリプチン安息香酸塩)25mgとメトホルミン塩酸塩500mgを併用し状態が安定している場合に、イニシンク配合錠への変更が可能です1)
あるいは、ネシーナ錠(アログリプチン安息香酸塩)25mg単剤、又はメトホルミン塩酸塩500mg単剤の治療で効果不十分な場合も、イニシンク配合錠への変更が可能です1)

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 添付文書

イニシンク配合錠は2型糖尿病の第一選択薬として使用できますか?

イニシンク配合錠は、2型糖尿病治療の第一選択薬として用いることはできません。

【効能・効果】1)
2型糖尿病
ただし、アログリプチン安息香酸塩及びメトホルミン塩酸塩の併用による治療が適切と判断される場合に限る。

<効能・効果に関連する使用上の注意>

(1) 本剤を2型糖尿病治療の第一選択薬として用いないこと。

(2) 原則として、以下の場合に、本剤の使用を検討すること。

1)既にアログリプチン安息香酸塩(アログリプチンとして1日25mg)及びメトホルミン塩酸塩
(メトホルミン塩酸塩として1日500mg)を併用し状態が安定している場合

2)アログリプチン安息香酸塩(アログリプチンとして1日25mg)単剤の治療により効果不十分な場合

3)メトホルミン塩酸塩(メトホルミン塩酸塩として1日500mg)単剤の治療により効果不十分な場合

(3) 本剤投与中において、本剤の投与がアログリプチン安息香酸塩及びメトホルミン塩酸塩の各単剤の併用よりも適切であるか慎重に判断すること。

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 添付文書

アグロプチンとメトホルミン500mg 1日1回服用、又はアグロプチンとメトホルミン250mg 1日2回服用の比較は検討していますか?

二重盲検比較試験(第Ⅲ相検証試験)において食事療法、運動療法に加えてアログリプチンとして25mgを1日1回12週間投与するも、血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者を対象にメトホルミン塩酸塩として500mgを1日1回又は250mgを1日2回、24週間併用投与し検討しています1)
その結果、メトホルミン500mg 1日1回併用投与はメトホルミン250mg1日2回併用投与に劣らないHbA1c低下作用が認められています。

【用法・用量】2)
通常、成人には1日1回1錠(アログリプチン/メトホルミン塩酸塩として25mg/500mg)を食直前又は食後に経口投与する。

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 インタビューフォーム
  2. イニシンク配合錠 添付文書

食事が摂れない場合(シックデイなど)のイニシンク配合錠の休薬について教えてください。

高血糖・ケトアシドーシスなどを回避するための特別な対応が必要な場合があるため、患者さんの自己判断で中断しないようにご指導ください。イニシンク配合錠はアログリプチンとメトホルミンの配合剤ですが、糖尿病診療ガイドラインによると、アログリプチンの休薬については現在、コンセンサスが得られておらず休薬の有無が規定されていません。メトホルミンはシックデイの間は中止するよう普段から指導しておく、受診時には、投薬の変更などを考慮する1)とされています。

(参考資料)
  1. 糖尿病診療ガイドライン 2016:日本糖尿病学会 2016年6月 南江堂、p462-463.

ヨード造影剤を用いた検査を行う場合にはイニシンク配合錠の投与を中止すべきですか?

ヨード造影剤や、腎毒性の強い抗生物質の使用により腎機能が低下することがあり、メトホルミンの排泄が低下し、体内に蓄積する可能性があります。このため、肝臓での乳酸の代謝能以上に血中の乳酸が増加し乳酸アシドーシスにつながるおそれがあります1)。添付文書の「使用上の注意」に以下が記載されています。

【使用上の注意】1)
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
 次に掲げる患者又は状態
(8)ヨード造影剤、腎毒性の強い抗生物質、利尿作用を有する薬剤との併用[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こすおそれがある。] 2.重要な基本的注意
(2)ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては、メトホルミンの併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので、検査前は本剤の投与を一時的に中止すること(ただし、緊急に検査を行う必要がある場合を除く)。ヨード造影剤投与後48時間は本剤の投与を再開しないこと。なお、投与再開時には、患者の状態に注意すること。 3. 相互作用。
アログリプチンは主に腎臓から未変化体として排泄され、その排泄には能動的な尿細管分泌の関与が推定される。メトホルミンはほとんど代謝されず、未変化体のまま尿中に排泄される。

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法・機序等
ヨード造影剤併用により腎機能が低下し、メトホルミンの排泄が低下することにより乳酸アシドーシスを起こすことがある。併用する場合は本剤の投与を一時的に中止する等適切な処置を行うこと

参考)
ヨード造影剤を用いた検査を行う場合には、検査前に本剤の投与を一時的に中止し、またヨード造影剤投与後48時間は本剤の投与を再開せず、患者さんの状態に注意して再開するなど、慎重に投与してください2)。メトホルミンの適正使用に関するRecommendation(リコメンデーション)でも『ヨード造影剤の併用などではeGFRが急激に低下することがあるので注意を要する。eGFRが30~60の患者では、ヨード造影剤検査の前あるいは造影時にメトホルミンを中止して48時間後にeGFRを再評価して再開する。』と記載されています3)

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 添付文書
  2. イニシンク配合錠 新医薬品の「使用上の注意」の解説 2016年11月作成、p33-34.
  3. メトホルミンの適正使用に関するRecommendation
    http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/recommendation_metformin.pdf

3.安全性

イニシンク配合錠は食事の影響を受けますか?

健康成人(12例)にイニシンク配合錠(アログリプチン/メトホルミン塩酸塩として25mg/500mg配合錠)を絶食下又は朝食開始30分後に単回投与した時、アログリプチンのCmax、AUC0-infは絶食下投与と比較して食後投与でそれぞれ12.5%増加、1.4%減少し、メトホルミンのCmax、AUC0-infは絶食下投与と比較して食後投与でそれぞれ14.1%減少、1.8%減少しました1)

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 添付文書

SU薬とイニシンク配合錠を併用する際、SU薬を減量する必要はありますか?

イニシンク配合錠と他の糖尿病用薬の併用における安全性は検討されていません1)
日本糖尿病学会より『インクレチン(GLP-1受容体作動薬とDPP-4阻害薬の適正使用に関するRecommendation(リコメンデーション)』が出されています2)
その中には以下の提案がされています。
SU薬とDPP-4阻害薬の併用では、SU薬を以下の用量まで減量することが望ましいとされています。

・グリメピリド2mg/日以下
・グリベンクラミド1.25mg/日以下
・グリクラジド40mg/日以下

特に高齢者(65歳以上)、軽度腎機能低下者(Cr1.0mg/dL以上), あるいは両者が併存する場合には、DPP-4阻害剤追加の際にSU剤の減量が必須となっています。

保険請求の可否は、請求先の審査機関でご確認ください。

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 添付文書
  2. インクレチン(GLP-1受容体作動薬とDPP-4阻害薬)の適正使用に関する委員会
    http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/photos/797.pdf

イニシンク配合錠のRMP(医薬品リスク管理計画)で安全性検討事項にあげられている項目について教えてください。

以下の項目が対象とされています1)

【重要な特定されたリスク】
乳酸アシドーシス、低血糖、急性膵炎、肝機能障害・黄疸、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)及び多形紅斑を含む重症皮膚障害、横紋筋融解症、腸閉塞、間質性肺炎、血管浮腫、消化器症状

【重要な潜在的リスク】
感染症、悪性腫瘍、類天疱瘡

【重要な不足情報】
腎機能障害患者への投与時の安全性、肝機能障害患者への投与時の安全性、高齢者への投与時の安全性、心血管系リスクへの影響

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 医薬品リスク管理計画書

乳酸アシドーシスの症状並びに発現しやすい患者さんの特徴について教えてください。

乳酸アシドーシスの症状は、胃腸障害(悪心、嘔吐、下痢、腹痛)、倦怠感、筋肉痛、過呼吸などです。
これらの症状があらわれた場合には直ちに投与を中止してください1)

乳酸アシドーシスが発現しやすい患者さんの特徴については、「メトホルミンの適正使用に関するRecommendation(リコメンデーション)」に以下の記載があります。

【乳酸アシドーシスの症例に多く認められた特徴】2)
1)腎機能障害患者(透析患者を含む)
2)脱水、シックデイ、過度のアルコール摂取など、患者への注意・指導が必要な状態
3)心血管・肺機能障害、手術前後、肝機能障害などの患者
4)高齢者

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 添付文書
  2. メトホルミンの適正使用に関するRecommendation 2016年5月12日改訂
    http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/recommendation_metformin.pdf

イニシンク配合錠投与中、急性膵炎を疑う症状について教えてください。

イニシンク配合錠投与中、持続する激しい腹痛、嘔吐等の異常がみられた場合には、急性膵炎の発現を疑い、イニシンク配合錠の投与を中止し、適切な処置を行ってください。

4.製剤関連

イニシンク配合錠の薬価基準収載日について教えてください。

イニシンク配合錠の薬価基準収載年月日は、2016年11月18日です1)

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 インタビューフォーム

イニシンク配合錠の発売日について教えてください。

イニシンク配合錠の発売日は、2016年11月29日です1)

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 インタビューフォーム

イニシンク配合錠の製造販売承認取得日、承認番号について教えてください。

イニシンク配合錠の製造販売承認取得日は、2016年9月28日です1)
イニシンク配合錠の承認番号は、「22800AMX00681」です1)

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 インタビューフォーム

イニシンク配合錠の1錠中の有効成分について教えてください。

イニシンク配合錠の1錠中の有効成分には、アログリプチン(アログリプチン安息香酸塩として34mg)25mgとメトホルミン塩酸塩500mgを含有しています1)

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 添付文書

イニシンク配合錠は、ハイリスク薬(特定薬剤管理指導加算)に該当しますか?

「糖尿病薬」であるイニシンク配合錠はハイリスク薬に該当します1)
保険請求の可否は、請求先の審査機関でご確認ください。

(参考資料)
  1. ハイリスク薬に関する業務ガイドライン(Ver.2.2):平成28年6月4日、一般社団法人 日本病院薬剤師会、p3.

イニシンク配合錠の重さ・大きさ、色について教えてください。

イニシンク配合錠の剤形は以下のとおりです1)

イニシンク配合錠
錠剤の色微赤色
長径(mm)13.7
短径(mm)8.7
厚さ(mm)約6.6
質量(mg)約631
(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 添付文書

イニシンク配合錠の代謝部位、代謝経路について教えてください。

◇アログリプチン安息香酸塩
肝代謝型の薬剤で、CYP2D6によりN-脱メチル化されて代謝されます1)

◇メトホルミン塩酸塩
ヒト体内では代謝されません1)

参考)
アログリプチンはCYP2D6によりN-脱メチル化体の活性代謝物M-Ⅰに、また、N-アセチル化により非活性代謝物M-Ⅱに代謝されますが、M-Ⅰ及びM-ⅡのAUCはそれぞれ血漿中アログリプチンの1%未満及び6%未満であり、いずれも微量代謝物でした2)

<代謝酵素への影響>
アログリプチンはCYP3A4/5に対して弱い阻害作用と弱い誘導作用を示しましたが、CYP1A2、CYP2C8、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6を阻害せず、CYP1A2、CYP2B6、CYP2C9、CYP2C19を誘導しませんでした(in vitro)。メトホルミン塩酸塩はヒト体内では代謝されず、また、チトクロームP4501A2、2C8、2C9、2C19、2D6、 2E1、3A4に影響を与えませんでした(in vitro)2)

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 インタビューフォーム
  2. イニシンク配合錠 添付文書

イニシンク配合錠の排泄部位、排泄経路について教えてください。

イニシンク配合錠は主に尿中に排泄されます1)

【薬物動態】2)
4.尿中排泄
健康成人(12例)にアログリプチン/メトホルミン塩酸塩として25㎎/500㎎配合錠を絶食下又は朝食開始30分後に単回投与した時、投与72時間後までのアログリプチンの累積尿中排泄率は、それぞれ73.7%、74.5%であった。また、投与48時間後までのメトホルミンの累積尿中排泄率は、それぞれ50.6%、50.1%であった。

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 インタビューフォーム
  2. イニシンク配合錠 添付文書

イニシンク配合錠の有効期間について教えてください。

イニシンク配合錠の有効期限は製造日から3年です1)
(使用期限は、有効期間が満了する日の前月末日です。)
使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用してください。

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 インタビューフォーム

イニシンク配合錠に味はありますか?

味覚は客観的な評価が難しく、試験に基づいて検討した結果はありません。

イニシンク配合錠の作用機序について教えてください。

イニシンク配合錠の有効性分は、DPP-4阻害薬であるアログリプチン安息香酸塩とビグアナイド系薬であるメトホルミン塩酸塩です。

◇アログリプチン安息香酸塩
DPP-4を選択的に阻害し、生体内におけるインクレチン(GLP-1)の血中濃度を上昇させることで、糖濃度依存的にインスリン分泌を促し血糖を低下させます1)

◇メトホルミン塩酸塩
肝臓での糖新生抑制、末梢での糖利用促進、腸管からのグルコース吸収抑制などにより、血糖を低下させます1)

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 インタビューフォーム

イニシンク配合錠を半錠にすることは可能ですか?

イニシンク配合錠は半錠にしてお使いいただくことを想定した剤形ではありません。
また、割線がなく半錠にした際の含量均一性を担保できないため半分に割ることはお勧めしていません。

5.その他

低血糖症状について教えてください。

血液中の糖分が少なくなりすぎた状態で、急に強い異常な空腹感、動悸、力の抜けた感じ、冷汗、手足のふるえ、眼のちらつきなどが起こります。
又、頭が痛かったり、ぼんやりしたり、ふらついたり、いつもと人柄の違うような異常な行動をとることもあります。ひどい場合には、けいれんを起こしたり意識を失うこともあります1)

・交感神経刺激症状:血糖値が正常の範囲を超えて急速に降下した結果生じる症状で、発汗、不安、動悸、頻脈、手指振戦、顔面蒼白などがあります2)
・中枢神経症状:血糖値が50mg/dL程度に低下したことにより生じる症状で、中枢神経のエネルギー不足を反映します2)
・頭痛、眼のかすみ、空腹感、眠気(生あくび)などがあり、50mg/dL以下ではさらに意識レベルの低下、異常行動、けいれんなどが出現し昏睡に陥ります2)
・自律神経障害のために交感神経刺激症状が欠如する場合や、繰り返して低血糖を経験する場合には、低血糖の前兆がないまま昏睡に至ることがあるので注意を要します2)

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 服薬指導箋
  2. 糖尿病治療ガイド 2016-2017 編・著 日本糖尿病学会、p73-74.

イニシンク配合錠を服用中、低血糖症状が起こった場合の対応について教えてください。

患者さんには軽い症状のうちは砂糖、ブドウ糖など糖分をとると症状がよくなること、日頃から糖分を持ち歩き、低血糖症状があらわれた場合はがまんせずにその場ですぐ糖分をとるよう指導ください1)

参考)2)

・経口摂取が可能な場合は、ブドウ糖10g、又はブドウ糖を含む飲料150~200mLを摂取させる。
・砂糖(ショ糖)では20gを飲みますが、ブドウ糖以外の糖類では症状の改善効果は遅延します。
・α-グルコシダーゼ阻害剤服用中の患者さんには必ずブドウ糖をとること、約15分後、低血糖がなお持続するようであれば再度同一量を飲ませる。
・医師が対応する際、経口摂取が困難な場合には、血糖値を測定し、低血糖症であることを確かめ、 50%グルコース注射液20mL(20%グルコースならば40mL)を静脈内に投与する。改めて血糖値を測定し意識の回復と血糖値の上昇を確認する。意識が回復したら炭水化物の経口摂取を勧め、回復しない 場合はグルコースの静脈内投与を繰り返す。

(参考資料)
  1. イニシンク配合錠 服薬指導箋
  2. 糖尿病治療ガイド2016-2017:編・著日本糖尿病学会、p73-74.