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コパキソン皮下注20mgシリンジ くすりの相談FAQ多発性硬化症治療剤

グラチラマー酢酸塩注射液

このFAQに記載の情報は、製品の適正使用にあたっての参考情報であり、全てのケースにあてはまるものではありません。そのため、「FAQ」の利用に関して生じた結果については、責任を負いかねますので、ご了承ください。製品のご使用にあたっては、最新の添付文書をご確認ください。また、製品に関してご不明な点がございましたら、弊社くすり相談室(0120-566-587)にお問い合わせください。(2018年3月作成)

コパキソン皮下注20mgシリンジの製品情報へ戻る

  1. 1.用法用量
  2. 2.安全性
  3. 3.製剤関連
  4. 4.その他

1.用法用量

コパキソン皮下注20mgシリンジの注射部位の以下について教えてください。
1) 自己注射用資材の注射部位マップの順番(①~⑦)とおりにローテーションしないといけませんか。
2) 注射した位置をずらせば、同じ部位に毎日打てますか。
3) 膝上5cm、鼠径部下5cmなら、太ももの内側に注射できますか。

1) 7つの部位を好きな順番にコパキソン皮下注20mgシリンジを投与しても構いません。
2) 注射部位反応を避けるためにも、腹部、上腕部、大腿部、腰部のそれぞれ左右の7ヵ所の注射部位を毎 日変更してください1、2)
3) 太ももの内側は摩擦の多い場所になりますので避けるようご指導ください3)
注射部位マップ
【使用上の注意】1)
8. 適用上の注意
(2)投与部位:
1) 投与部位は腹部、上腕部、大腿部又は腰部のそれぞれ左右を選び、同一部位への反復投与は避けること。
2) 原則として同一部位への投与は7日間あけること。
3) 皮膚が敏感な部位、皮膚に異常のある部位(傷、発疹、発赤、硬結等)には投与しないこと。
(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 添付文書
  2. コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射指導者向けQ&A
  3. 多発性硬化症治療ガイドライン2010, 2010, P55, 医学書院

コパキソン皮下注20mgシリンジはいつ注射すればいいですか。

コパキソン皮下注20mgシリンジは、特に打つ時間に決まりはありません1)

(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射指導者向け

コパキソン皮下注20mgシリンジの注射を忘れたときは、どうすればいいですか。

コパキソン皮下注20mgシリンジの注射を忘れたことを気づいた時点で、速やかに注射するようにご指導ください。
ただし、コパキソン皮下注20mgシリンジは1日1回投与する薬剤のため、1日に2回以上投与することは避けてください1)

【用法・用量】2)
通常、成人にはグラチラマー酢酸塩として20mgを1日1回皮下に投与する。
(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射指導者向け
  2. コパキソン皮下注20mgシリンジ 添付文書

コパキソン皮下注20mgシリンジの注射の際、シリンジの中の空気(エアー)は抜きますか。

コパキソン皮下注20mgシリンジの注射の際は、空気を抜く必要はありません。自己注射ガイド等に記載の手順にしたがって、注射するようにご指導ください1)

参考)
コパキソン皮下注20mgシリンジ自己注射指導者向けインストラクションキット(会員限定)
https://www.takedamed.com/medicine/copaxone/017/

(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射指導者向けQ&A

自己注射用補助器具 「オートジェクト2」を使用せず、コパキソン皮下注20mgシリンジを直接シリンジのみで注射してもいいですか。
また、家族や介護者がコパキソン皮下注20mgシリンジを注射することはできますか。

患者さんがコパキソン皮下注20mgシリンジを投与される場合は、自己注射用補助器具 「オートジェクト2」を使用するようご指導ください1)
国内臨床試験では、直接コパキソン皮下注20mgシリンジで投与した場合の有効性・安全性に関する検討は行っておりませんので、医療従事者が投与される場合もオートジェクト2を使用いただくことをお勧めします。(シリンジでの投与をご検討される場合は、各医療機関のご判断で実施ください。)介護されている方が投与される場合もオートジェクト2を使用するようご指導ください。
医師により適用が妥当と判断された患者さん又は介護されている方については投与が可能です。ただし、主治医の先生の指導管理の下実施してください2)

【使用上の注意】2)
(3) 本剤の自己投与の開始にあたっては、患者に適切な投与方法について指導を?うこと。

1) 自己投与の適用については、医師がその妥当性を慎重に検討し、投与方法及び注入補助器の使用方法について説明及び十分な教育訓練を実施した後、本剤の副作用とその対処法について患者が十分に理解し、患者自らが確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導の下で実施すること。

(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射指導者向けQ&A
  2. コパキソン皮下注20mgシリンジ 添付文書

コパキソン皮下注20mgシリンジを押し込む際、シリンジのプランジャー(内筒)を押すようになっていますが、薬液が漏れることがありますか。

通常の手順であり、問題ありません。
手順どおりに行って、薬液が漏れるようなことがありましたら、製品の不具合の可能性があるため使用せず、弊社までご連絡ください。
ニードルキャップを一度外してはめ直したコパキソン皮下注20mgシリンジを使用した場合は、液漏れする可能性がございます。

シリンジハウジング内の白いバネと、コパキソン皮下注20mgシリンジのつばもとが合体していないと適正に注射できない可能性があるため、カチっとはまる感じがするまでしっかりと押す様にご指導ください。

自己注射用補助器具 「オートジェクト2」にコパキソン皮下注20mgシリンジをセットする前に、ニードルキャップを手で外してしまった場合は、どうしたらいいですか。

自己注射用補助器具 「オートジェクト2」にセットする前にニードルキャップを外した場合は、ニードルキャップを装着せず破棄し、新しいコパキソン皮下注20mgシリンジをお使いいただき、ガイドブックどおりに操作するよう指導してください1)

(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射ガイドブック

自己注射用補助器具「オートジェクト2」にコパキソン皮下注20mgシリンジをセットした後、インジェクタと結合する前にキャップリムーバーを引き抜いた場合どうなりますか。

キャップリムーバーを引き抜いた反動で、セットしたはずのシリンジが逆側に飛び出す可能性があります。
引き抜いてしまった場合は、新しいコパキソン皮下注20mgシリンジをお使いいただくようご指導ください。

自己注射用補助器具「オートジェクト2」にコパキソン皮下注20mgシリンジをセットした後に、インジェクタのプランジャーをロック(格納)していないことに気づきました。どうしたらいいですか。

予備のキャップリムーバー等を用いてインジェクタのプランジャーをロックし、シリンジハウジングと連結してください。
プランジャーをロックしないとファイアリングボタンが押せません。

■各部の名称と役割

各部の名称と役割

コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射用補助器具オートジェクト2の「デプスアジャスター(目盛ダイヤル)」について教えてください。
デプスアジャスターの目盛ダイヤル6の場合の刺入深度について教えてください。
また、痩せ、肥満の方に適切な針の刺入深度を教えてください。

コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射用補助器具オートジェクト2のデプスアジャスターの目盛が6の場合は、針の刺入深度は6mmです。
また、患者さんの体型にもよりますので、主治医の先生の判断で刺入深度をご指導いただきますようお願いします。

国内治験時においては、刺入深度6mmを基準とし、必要に応じて調節が行われました。刺入深度の調節に関する国内の検討成績はありません。

■各部の名称と役割

各部の名称と役割

■オートジェクト2®の役割

オートジェクト2の役割
(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射ガイドブック

コパキソン皮下注20mgシリンジの注射後、注射部位はもんだほうがよいですか?

皮下注射ですので、もんだり、こすったりしないようにご指導ください。

(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射指導者向けQ&A

2.安全性

コパキソン皮下注20mgシリンジの注射部位の以下の反応について教えてください。
1) 注射後、そう痒、発赤、痛みがでてきた際の処置を教えてください。
2) 注射部位反応(紅斑、疼痛、硬結)等が生じた部位への注射は避けたほうがいいですか。
3) 何度も繰り返し生じますか。

1) コパキソン皮下注20mgシリンジの注射後の症状は重要な情報ですので、主治医の先生のご判断で対応いただきますようお願いします。重度の注射部位壊死の場合、壊死組織の切除及び皮膚移植などが必要になる場合があります。患者さんに複数の病変が現われたときには、治癒がみられるまで投与を中止するなど、適切な処置を行ってください。また、注射後に過敏性反応や注射直後反応があらわれる場合がありますので、患者さんの状態を十分に観察するとともに、異常が認められた場合には適切な処置を行っていただきますようお願いします1)

2) 注射部位反応等が生じた部位への注射は避けるようご指導ください。

3) 投与開始後1ヵ月までの発現割合が高いですが、一部の患者さんでは複数回の注射部位反応の発現が認められました

参考)

  • 注射部位反応が認められたときの対応として最も重要なことは、一連の注射手順・手技の徹底です2)
  • 注射時の痛みを和らげる方法は、シリンジは室温に戻るまで十分に待つ、毎回注射部位を変える、注射後もんだり、こすったりしないようご指導ください。また、注射の深さを浅くすると痛みが緩和されることがあるので、適切な刺入深度を設定いただくようにしてください3)
  • 事前にカルテなどで、アルコール過敏症がないか確認し実施直前にも患者に再確認します。アルコール過敏症の患者には、アルコールフリー (クロルヘキシジングルコン酸塩含浸) の消毒綿を使用します4)
  • 注射部位反応の軽減のため、コパキソン専用の保温・保冷パック(注射部位用)をご用意しております。使用方法は以下のとおりです。

    保温パックとしての使い方
    加熱時間:電子レンジで30秒以内(500~600W)

    保冷パックとしての使い方
    冷却時間:冷凍庫で2時間以上

    再利用について
    ご使用後、再度加熱・冷却することにより繰り返しお使いいただけます
    (使用期限の目安:初めてお使いになってから1年間)

  • 同じ場所に何度も注射すると皮下も硬結を起こし、注射時の患者の疼痛も増強してしまいます5)
    また、薬物の吸収も不規則になります。皮下注射を同一部位に行うと、脂肪組織を含む皮下組織内に炎症が起きる可能性が高くなります6)
(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 添付文書
  2. 多発性硬化症治療ガイドライン2010, P55, 医学書院
  3. コパキソン自己注射指導者向け Q&A
  4. 福家幸子: 注射・採血ができる(2015), P38, 医学書院[H37]
  5. 藤野彰子: 新訂版看護技術ベーシックス(2015), P430, サイオ出版
  6. 大川美千代: 看護技術のなぜ?ガイドブック(2016), P304, サイオ出版

コパキソン皮下注20mgシリンジの注射直後反応について教えてください。

1)投与後、何分程度で発現しますか。

2)何度も繰り返し生じますか。

3)反応の有無を判断するために、初回の注射後30分間は、患者さんに院内で待機してもらった方がよいですか。

コパキソン皮下注20mgシリンジの注射直後反応について以下のとおりです。

1) 注射直後反応は過敏性反応と異なり、皮膚症状を伴うことなく、ほとんどが一過性であり、一般的に処置を必要とせず短時間で症状は消失します1)

2) 投与後数ヵ月にわたり間欠的に認められています2)
主治医不在時、祝祭日、夜間・深夜などの対処方法(受診方法)をあらかじめご指導ください。

3) コパキソン皮下注20mgシリンジの投与開始にあたっては、医師の管理指導の下でコパキソン皮下注20mgシリンジを投与いただき、投与後少なくとも30分間は患者さんの状態について十分観察ください。コパキソン皮下注20mgシリンジの投与後数分以内に注射直後反応(血管拡張、胸痛、呼吸困難、動悸または頻脈)が現れることがございます。患者さんの状態を十分に観察するとともに、異常が認められた場合には適切な処置を行ってください。また、コパキソン皮下注20mgシリンジ投与に伴い過敏性反応があらわれる場合があります。重篤な過敏性反応は、注射直後反応と異なり、治療をせずに短時間で症状が消失することはありません。観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行っていただきますようお願いします3)

参考)
1) 注射直後反応の症状のほとんどは一過性ですが、投与のたびに出現し重症化することもあります。
2) 海外第Ⅲ相試験(9003試験)ではコパキソン皮下注20mgシリンジの注射後30秒以内から認められ始め、70.5%が2分以内、93%が30分以内に認められました2)

(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 総合製品情報概要
  2. コパキソン皮下注20mgシリンジ 審査報告書
  3. コパキソン皮下注20mgシリンジ 添付文書

コパキソン皮下注20mgシリンジ投与中は免疫が低下しますか。

コパキソン皮下注20mgシリンジ投与が身体の正常な免疫反応を低下させるという根拠はありませんが、これについては、まだ系統的に評価されていません。
現時点において、コパキソン皮下注20mgシリンジの投与による免疫系への影響及び感染症が臨床試験成績等から大きな問題となる可能性は低いと考えます1)

(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 審査報告書

コパキソン皮下注20mgシリンジ投与中の副腎皮質ホルモンの併用について教えてください。

副腎皮質ホルモンとの併用により、コパキソン皮下注20mgシリンジ投与による注射部位反応の発現が増加したとの報告があり、添付文書に記載しております1)

【使用上の注意】1)
3.相互作用
併用注意
薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
副腎皮質ホルモン本剤との併用時において本剤投与による
注射部位反応の発現が増加したとの報告がある。
機序は不明である。
(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 添付文書

コパキソン皮下注20mgシリンジを投与中のワクチン接種について教えてください。

インフルエンザワクチン接種後の多発性硬化症リスクは増大しないことがしめされており、インフルエンザワクチン接種は、勧められています。しかし、安全性が保障されているわけではないことには注意してください。 B型肝炎ウイルス・BCG・水痘・破傷風ワクチン接種は多発性硬化症の発症・再発には悪影響を与えないとされています。しかしながら、A型肝炎ウイルス・肺炎球菌・麻疹・風疹・ムンプス・日本脳炎ワクチンについては、ほとんど検討されていません1)

(参考資料)
  1. やさしい多発性硬化症の自己管理, P118-119, 医薬ジャーナル社 一部改変

コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射用補助器具 「オートジェクト2」は他人と共用しても大丈夫ですか。

コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射用補助器具 「オートジェクト2」は他人と共用しないで下さい1、2)
共用することにより感染のリスクも否定できません。安全にお使いいただくためにも共用しないようお願いします。

(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射ガイドブック
  2. オートジェクト2 添付文書

3.製剤関連

コパキソン皮下注20mgシリンジの針の太さと針の長さについて教えてください。

コパキソン皮下注20mgシリンジの針の太さは、29ゲージ(外径0.33mm)です1、2)
針の長さは、1/2インチ(長さ:1.25cm)です1、2)

(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射指導者向けQ&A
  2. オートジェクト2 添付文書

コパキソン皮下注20mgシリンジの保管について教えてください。

1) 保管の温度

2) 室温に戻すまでの時間

3) 室温に戻す理由、また、常温に戻さず冷たい温度で投与した場合、患者さんへの影響について教えてください。

4) 外箱から出して冷蔵庫で保管、室温に戻したものを冷蔵庫に戻したり、30℃以上の室温に放置したり、凍結してもよいですか。

5) コパキソン専用保冷遮光バッグの保冷時間について教えてください。また、市販の保冷バッグは使用できますか。

1) コパキソン皮下注20mgシリンジは、遮光にて凍結を避け、外箱に入れ2~8℃の冷蔵庫で保存してください1)

2) 冷蔵庫から一回分のコパキソン皮下注20mgシリンジをブリスター(個包装)ごと取り出し、室温に戻すためそのまま20分程度放置します2)。必ず20分放置しないと注射できないというわけではなく触ってみて冷たくなければ問題ないと思われます。

3) 一般的に、冷蔵保存されている製剤は、注射部位の発赤や硬結などの皮膚反応や疼痛を防ぐために、室温程度に戻してから注射すると良いと考えられています。
室温程度に戻さず、冷たい温度で投与した場合、患者さんへの影響についてコパキソン皮下注20mgシリンジで検討した報告はございません。コパキソン皮下注20mgシリンジにつきましても、室温程度に戻してから注射いただきますよう指導してください。

4) コパキソン皮下注20mgシリンジを外箱から出して冷蔵庫で保管し室温程度に戻したものを冷蔵庫に戻したり、30℃以上の室温に放置したり、凍結保管した場合の有効性や安全性を検討した試験をしておりません3)

5) コパキソン専用保冷遮光バッグは、コパキソン皮下注20mgを医療機関からで自宅までお持ち帰りいただく際の保冷と遮光を短時間補助するためのものです。コパキソン専用保冷遮光バッグを使用していても、長時間移動したり、車内へ放置したりしないでください。市販の保冷バッグを使用した情報は、ございません4)

参考)

・コパキソン皮下注20mgシリンジの投与を急ぐ場合は手で包み込むようにして、人肌で温度を戻すよう指導してください。火や熱いお湯で温めないで下さい。

・コパキソン皮下注20mgシリンジの長期保存試験は、 2~8℃下にて紙箱保存で24ヵ月、加速試験では25℃(湿度60%)下にて、紙箱保存で6ヵ月間変化が見られませんでした。光安定性試験では、2~8℃下にて12ヶ月後、UV照射、可視光(10,480 lux/時間)を5日間あてましたが、変化は見られませんでした3)

(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 添付文書
  2. コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射ガイドブック
  3. コパキソン皮下注20mgシリンジ インタビューフォーム
  4. コパキソン専用保冷遮光バッグ使用説明書

コパキソン皮下注20mgシリンジを光にあててしまった場合の、影響について教えてください。

光安定性については以下のとおりとなります1)

試験保存条件保存形態保存期間結果
温度湿度
光安定性
試験
--UV、可視光照射シリンジ(2~8℃下にて保存 12ヵ月後、以下を照射)UV:5日間及び可視光:10,480lux/時間で5日間(総照射光量:1,260,000 lux)0.10%を超える構造未知のピークを確認
シリンジ+ブリスター+紙箱変化なし
(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ インタビューフォーム

コパキソン皮下注20mgシリンジのブリスター包装を開けると、無菌性を保持できなくなりますか。

ブリスター包装を開封しても、無菌性は保持されています。誤って開封してしまった場合は、コパキソン皮下注20mgシリンジをブリスター包装の中に戻し、かつ紙箱の中(遮光)へ戻して、2~8℃の冷蔵庫で保管してください。

コパキソン患者向けスターターキット、コパキソン自己注射指導者向けインストラクションキットの内容について教えてください。
また、自己注射ガイドDVDのみ提供していますか。

コパキソン皮下注20mgシリンジの「患者さん用:スターターキット」は以下のとおりです。
①自己注射準備用マット
②自己注射ガイドブック
③自己注射ガイドDVD
④患者手帳
⑤患者さん向けQ&A

コパキソン皮下注20mgシリンジの患者さんの指導用の「医療関係者用:インストラクションキット」は以下のとおりです。

①自己注射指導者向けインストラクションキット『内容確認書』
②患者さん向けスターターキット『内容一覧』
③自己注射指導者向けQ&A
④自己注射ガイド下敷き
→患者さんに見せながら指導できるような、表面がツルツルした二つ折り資材

また、コパキソン皮下注20mgシリンジの「患者さん用:スターターキット」の「自己注射ガイドDVD」だけのご提供が可能です。弊社にお申し付けください。

参考)
患者さんにお渡しする資材として廃棄ボックス、保冷バッグ(保冷剤2個)があります。

コパキソン皮下注20mgシリンジの処方にあたり必要な検査やスクリーニングの頻度について教えてください。

コパキソン皮下注20mgシリンジ投与時において実施が求められている検査などは特にございません。
主治医の先生の診断に基づきご判断いただきますようお願いいたします。

参考)
多発性硬化症(multiple sclerosis:MS)の診断に実施することが望ましい主な検査1)
・MRI, CSF (OB/IgG index を含む)
・誘発電位検査
・抗体検査(膠原病、抗AQP4 抗体など)

効果判定の検査1)
・神経学的所見
・EDSS
・年間再発率・再発の重症度
・MRI 所見
・CSF 所見
・抗AQP4 抗体価
・IFNβ 中和抗体

(参考資料)
  1. 日本神経学会,多発性硬化症治療ガイドライン2010, P11-15, 医学書院

コパキソン皮下注20mgシリンジの投与開始後、効果発現までの期間はどの程度かかりますか。

海外第Ⅲ相臨床試験(9003試験)において、投与開始後6ヵ月目以降に、患者一人当たりのT1Gd増強病巣数の平均値は、コパキソン群がプラセボ群に比較し有意に減少しています1)

(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ インタビューフォーム

4.その他

コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射用補助器具の「オートジェクト2」にキャップリムーバーをつけたままファイアリングボタンを押してしまった場合について教えてください。

薬液の注入は開始されません。コパキソン皮下注20mgシリンジの針が折れ曲がってしまう、薬液が漏れている等の可能性がございます。
注意しながらキャップリムーバーを引き抜き、インジェクタとシリンジハウジングの連結を解除しコパキソン皮下注20mgシリンジを破棄してください。

コパキソン皮下注20mgシリンジの廃棄ボックスの以下の点について教えてください。
1) 使用済みの針は何本入りますか。
2) 蓋が開かなくなりました。
3) ニードルキャップ、アルコール綿は家庭用の燃えるゴミで廃棄できますか。

1) コパキソン皮下注20mgシリンジの廃棄ボックスは約50本入ります。

2) 廃棄ボックスにロックがかかった可能性があります。ロックがかかると蓋の部分に赤い棒芯が現れますのでご確認ください。一度ロックがかかると開けることはできません。新しい廃棄ボックスをご用意しますので、弊社までご連絡ください。

3) ニードルキャップやアルコール綿などは、一般ごみとして廃棄可能です。

(参考資料)
  1. 廃棄ボックスに記載(2015年9月作成)

コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射用補助器具 「オートジェクト2」の「新しいキャップリムーバー」「新しい専用ポーチ」は、購入できますか。

コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射用補助器具 「オートジェクト2」のキャップリムーバーのみの販売は行われておりません。
新しい注入補助器と交換いただきますようお願いします。
キャップリムーバーは予備で1個付属されていますが、紛失した場合は弊社にお申し付けください。
また、コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射用補助器具 「オートジェクト2」のポーチのみのご用意はありません。お手持ちのケース等をご活用ください。

参考)
コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射用補助器具 「オートジェクト2」の専用ポーチ付きは日本だけです。海外品ではポーチは付属していません。

コパキソン皮下注20mgシリンジ自己注射用補助器具 「オートジェクト2」の使用期限はありますか。

コパキソン皮下注20mgシリンジ自己注射用補助器具 「オートジェクト2」の使用期限は3年又は1,000回と定められています1-3)。使用期限が過ぎたオートジェクト2は破棄いただき、新たに処方してもらうことになります(交換ではありません)。使用期限のお知らせは、行っておりません。
患者さん向け「コパキソン皮下注20mgシリンジ自己注射ガイドブック」の巻末にオートジェクト2の使用開始日を記入する欄がございますのでご活用ください。

廃棄の際は、基本的に一般廃棄物の扱いです。ただし、感染症の患者さんで、血液が付着したなど感染のリスクがある際は、感染性医療機器になります。該当の患者さんには、あらかじめ廃棄についてご指導ください。

(参考資料)
  1. コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射指導者向けQ&A
  2. コパキソン皮下注20mgシリンジ 自己注射ガイドブック
  3. オートジェクト2 添付文書