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ベネット錠75mg くすりの相談FAQ骨粗鬆症治療剤

リセドロン酸ナトリウム水和物

このFAQに記載の情報は、製品の適正使用にあたっての参考情報であり、全てのケースにあてはまるものではありません。そのため、「FAQ」の利用に関して生じた結果については、責任を負いかねますので、ご了承ください。製品のご使用にあたっては、最新の添付文書をご確認ください。また、製品に関してご不明な点がございましたら、弊社くすり相談室(0120-566-587)にお問い合わせください。

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2.安全性

Q1
骨折、手術時のベネット錠75mgの休薬について教えてください。

骨折時については、ベネット錠75mgの添付文書上、注意喚起はおこなっておりません。

手術時については、歯科処置において、ベネット錠75mgの添付文書では、重要な基本的注意8.2に「本剤投与中に侵襲的な歯科処置が必要になった場合には本剤の休薬等を考慮すること。」の記載があります1)

8. 重要な基本的注意

8.2 ビスホスホネート系薬剤による治療を受けている患者において、顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることがある。報告された症例の多くが抜歯等の顎骨に対する侵襲的な歯科処置や局所感染に関連して発現している。リスク因子としては、悪性腫瘍、化学療法、血管新生阻害薬、コルチコステロイド治療、放射線療法、口腔の不衛生、歯科処置の既往等が知られている。本剤の投与開始前は口腔内の管理状態を確認し、必要に応じて、患者に対し適切な歯科検査を受け、侵襲的な歯科処置をできる限り済ませておくよう指導すること。本剤投与中に侵襲的な歯科処置が必要になった場合には本剤の休薬等を考慮すること。また、口腔内を清潔に保つこと、定期的な歯科検査を受けること、歯科受診時に本剤の使用を歯科医師に告知して侵襲的な歯科処置はできる限り避けることなどを患者に十分説明し、異常が認められた場合には、直ちに歯科・口腔外科を受診するように指導すること。

また、骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版2)に長期間にわたるビスホスホネート薬の治療により顎骨壊死や非定型大腿骨骨折発生リスクが上昇することから一定期間の治療した後の休薬について記載があります。

(参考資料)
  1. ベネット錠75mg 添付文書
  2. 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会(編). 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版. 97.