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会員限定薬効薬理

1.作用機序49)

カボザンチニブは、血管内皮細胞増殖因子受容体2(VEGFR2)、肝細胞増殖因子受容体(MET)、growth arrest-specific 6(GAS6)受容体(AXL)等の受容体型チロシンキナーゼに対する阻害作用を有する低分子化合物である。カボザンチニブは、VEGFR2等を介したシグナル伝達を阻害することにより、腫瘍増殖抑制作用を示すと考えられている。

2.効力を裏付ける試験

(1)プロテインキナーゼ阻害活性(in vitro50)

カボザンチニブにより活性が阻害される受容体型チロシンキナーゼ及び50%阻害濃度(IC50)は下表のとおりであった。

[試験方法]

カボザンチニブ存在下で受容体型チロシンキナーゼのリン酸化反応を行い、キナーゼ活性のIC50を算出した。各受容体型チロシンキナーゼについて、活性の測定法は次の4つのうち1つ~複数を使用した:1)リン酸化反応で残存したATP量依存的にルシフェラーゼが発光するシステムを用いた蛍光活性測定法(MET、VEGFR2/KDR 、RET、FLT-3)、2)AlphaScreen®アッセイキット(PerkinElmer社)を用いた測定法(VEGFR2/KDR、VEGFR1、VEGFR3、KIT)、3)[γ-33P]-ATP存在下でリン酸化反応を行い、33P標識された基質を指標とした放射性活性測定法(TIE-2)、4) KinaseProfiler™(Upstate社)のプロトコールを用いた測定法(その他のキナーゼ)。

(2)細胞内プロテインキナーゼ阻害作用(in vitro51)

腫瘍細胞株を用いて、受容体型チロシンキナーゼに対するカボザンチニブのリン酸化阻害作用及びその下流のextracellular signal-regulated kinase(ERK)に対する影響を検討した。リン酸化アッセイはリガンド刺激の存在下/非存在下で実施し、それぞれの阻害活性(細胞内IC50)は下表のとおりであった。

[試験方法]

ヒト及びマウスの腫瘍細胞株を用いて、無刺激時又はリガンド(増殖因子)刺激時の受容体型チロシンキナーゼ自己リン酸化に対するカボザンチニブの作用を評価した。また、VEGF刺激時の細胞内シグナル伝達に対するカボザンチニブの作用を検討するため、ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を用いてERKのリン酸化を評価した。
細胞株は、内因性に受容体型チロシンキナーゼ(MET、VEGFR2、RON、RET、AXL、ROS1)又はERKを発現する細胞、若しくは受容体型チロシンキナーゼ〔AXL、MER、FLT-3(遺伝子内で縦列重複を生じた変異型)、KIT、TIE-2〕を遺伝子導入により発現させた細胞を用いた。リン酸化アッセイは無血清条件下で実施し、蛋白質のリン酸化レベルは免疫ブロット法又はELISA法により定量した。