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日本人の成人ALK融合遺伝子陽性NSCLC患者9例にブリグチニブ90mg単回投与時及びブリグチニブ180mg反復投与時(投与22日目)の血漿中濃度の推移及び薬物動態学的パラメータは、以下のとおりであった。
外国人健康成人を対象とした単回投与ランダム化非盲検2期2群クロスオーバー試験において、ブリグチニブ180mgを空腹時又は高脂肪食摂取後に単回経口投与して薬物動態に及ぼす食事の影響を評価した。ブリグチニブのCmaxは高脂肪食摂取後に約13%低下したが、全身曝露量(AUC)には影響は認められなかった。
重度の外国人慢性腎機能障害患者(eGFR<30mL/min/1.73m²)及び腎機能が正常な外国人健康成人(eGFR≧90mL/min/1.73m²)各8例にブリグチニブ90mgを単回経口投与したとき、重度腎機能障害患者では、非結合型ブリグチニブの全身曝露(AUC∞,u)は92%高かった。
海外臨床試験5試験(健康成人105例及び癌患者337例)の薬物動態データを用いた母集団薬物動態解析において、ブリグチニブ180mg QDを投与したときの定常状態における線形回帰モデルに基づくAUC予測値の相対差[95%CI](%)は、腎機能正常者(eGFR≧90mL/min/1.73m²、n=189)に対し軽度腎機能障害患者(60≦eGFR<90mL/min/1.73m²、n=209)で6[−3, 17](%)、中等度腎機能障害患者(30≦eGFR<60mL/min/1.73m²、n=44)で8[−6, 21](%)であった。
Child-Pugh分類A、B及びCの外国人慢性肝機能障害患者各6例と外国人健康成人9例にブリグチニブ90mgを単回経口投与したとき、重度(Child-Pugh分類C)の肝機能障害患者では非結合型ブリグチニブのCmax,uは65%、AUClast, u及びAUC∞, uはそれぞれ34%及び37%高かった。
海外臨床試験5試験(健康成人105例及び癌患者337例)の薬物動態データを用いた母集団薬物動態解析において、ブリグチニブ180mg QDを投与したときの定常状態における線形回帰モデルに基づくALT、AST及びビリルビンの各変数の、それぞれ中央値でのAUC予測値に対する5又は95パーセンタイルでのAUC予測値の相対差はいずれも25%未満であり、ALT、AST及びビリルビンはブリグチニブのAUCに影響を及ぼさないことが示された。
外国人健康成人男性6例を対象として、[14C]ブリグチニブ180mg(3.70MBq)を単回経口投与したマスバランス試験において、血漿中総放射能及びブリグチニブのCmaxの幾何平均値はそれぞれ1051及び976.5ng/mLで、総放射能が7.6%高く、tmax中央値はいずれも2時間で、AUClast及びAUC∞の幾何平均値は、総放射能が19655及び20344h·ng/mL、ブリグチニブが18996及び19123h·ng/mLで、いずれも総放射能が3.5%及び6.4%高かったことから、血漿中には大部分がブリグチニブ未変化体として存在していると考えられた。
ラット(SDa/雄性、各群3例)にブリグチニブを絶食下で単回静脈内投与(2mg/kg)又は単回経口投与(10mg/kg)したときのバイオアベイラビリティは40.7%であった。
サル(カニクイ/雄性、3例)にクロスオーバー法にて、絶食下で単回静脈内投与(5mg/kg)、若しくは溶液(クエン酸緩衝液)b又はカプセルbにより単回経口投与(15mg/kg)したときのバイオアベイラビリティは、溶液で52.9%、カプセルで46.4%であった。
a:SD:Sprague Dawley
b:溶液及びカプセルは本邦未承認
外国人の進行期NSCLC患者63例にブリグチニブ180mgを1日1回経口投与したときの定常状態における見かけの分布容積(Vz/F)の幾何平均値(%幾何変動係数)は306.6L(58.2%)であった。
2つの海外第I相試験において、外国人健康成人(8例及び9例)にブリグチニブ90mgを単回経口投与したときのブリグチニブの血漿蛋白結合率は、90.8%及び91.5%であった16,
18)。
濃度範囲0.2~5μmol/Lで平衡透析法により評価したヒト血漿蛋白に対するブリグチニブのin
vitroにおける血漿蛋白結合率は、平均65.7%であり、蛋白結合に明らかな濃度依存性は認められなかった22)。
In vitroでのトランスポーター試験において、ブリグチニブはP-糖蛋白質(P-gp)、BCRP及びOATP1A2の基質であることが示唆された。一方でブリグチニブはin vitroで高い溶解性と膜透過性を示すことから、P-gp、BCRP及びOATP1A2の阻害がブリグチニブの体内動態を変化させる可能性は低いと考えられた。
ヒト肝ミクロソームにおけるブリグチニブの代謝に関与するCYP分子種の検討では、主なCYP分子種はCYP2C8及びCYP3A4/5であった。
ヒト肝ミクロソーム及びヒト肝細胞におけるブリグチニブの主要代謝経路は、N-脱メチル化体(M36:AP26123)を生成するN-脱メチル化であった。
外国人健康成人男性6例を対象に、[14C]ブリグチニブ180mg(3.70MBq)を単回経口投与したときの血漿中の代謝物は、未変化体が91.5%であった。尿中及び糞便中の代謝物は未変化体がそれぞれ85.6%及び40.9%であった。ヒトにおけるブリグチニブの主要代謝経路は、N-脱メチル化及びシステイン抱合であり、血漿中の放射能はN-脱メチル化体が3.5%であった。
外国人進行性NSCLC患者63例にブリグチニブ180mgを1日1回経口投与したとき、定常状態におけるブリグチニブの見かけの経口クリアランス(CL/Fss)の幾何平均値(%幾何変動係数)は8.88L/h(47.1%)、t1/2zは23.9時間(29.9%)であった。
外国人健康成人6例に[14C]ブリグチニブ180mgを単回経口投与したとき、尿中及び糞便中に未変化体、N-脱メチル化体及びシステイン抱合体としてそれぞれ47.87%、26.88%及び9.09%の放射能が排泄された。放射能の総回収率(平均値±SD)は89.75%±1.44%であり、そのうち24.99%±1.89%が尿中に、64.76%±2.36%が糞便中に回収された。
外国人健康成人(18歳以上65歳以下の男女)60例を対象に、ブリグチニブとCYP阻害剤及びCYP誘導剤との薬物相互作用を検討した。
ブリグチニブ90mg単回経口投与とイトラコナゾール200mgを1日2回との併用により、血漿中ブリグチニブのCmaxは21.2%上昇し、AUC∞及びAUC120はそれぞれ101.2%及び82.1%増加した。
ブリグチニブ180mg単回経口投与とリファンピシン600mgを1日1回との併用により、血漿中ブリグチニブのCmaxは59.5%低下し、AUC∞及びAUC120はそれぞれ80.4%及び80.0%減少した。
ブリグチニブ90mg単回経口投与とゲムフィブロジル600mgを1日2回との併用により、血漿中ブリグチニブのCmaxは40.9%低下し、AUC∞及びAUC120はそれぞれ11.5%及び14.7%減少した。
ブリグチニブ90mg単独投与時に対するベラパミル又はジルチアゼム(中程度のCYP3A阻害剤)併用投与時のブリグチニブのCmax及びAUCの幾何平均値の比は、ベラパミル併用下においてそれぞれ1.15及び1.38、ジルチアゼム併用下においてそれぞれ1.13及び1.43と推定された。
また、ブリグチニブ90mg単独投与時に対するエファビレンツ(中程度のCYP3A誘導剤)併用投与時のブリグチニブのCmax及びAUCの幾何平均値の比は、それぞれ0.83及び0.53と推定された。
ブリグチニブはin vitroでP-gp、BCRP及びOATP1A2の基質となるが、OATP1B1、OATP1B3、OATP2B1、OAT1、OAT3、OCT1、OCT2、MATE1、MATE2K、BSEP及びNTCPの基質とはならなかった。ブリグチニブはin vitroでP-gp、BCRP、MATE1、MATE2K及びOCT1に対する阻害作用を示し、IC50値はそれぞれ1.76、10.1、0.832、5.19及び6.49μmol/Lであった。一方、臨床血漿中濃度相当においてOATP1B1、OATP1B3、OAT1、OAT3、OCT2及びBSEPに対する阻害作用を示さなかった。
IC50値:各トランスポーターを50%阻害する濃度
ALK融合遺伝子陽性又はROS1融合遺伝子陽性の固形癌患者15例にブリグチニブ1日1回180mg反復投与とミダゾラム(CYP3A基質)1回3mgを単回併用投与したとき、ミダゾラム単独投与時に対するブリグチニブ併用投与時のミダゾラムのCmax及びAUC∞の幾何平均値の比は、それぞれ0.84及び0.74であった。
本剤の効能又は効果、用法及び用量、警告・禁忌を含む使用上の注意等は「添付文書」をご参照ください。
Last Update:2022.10