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会員限定 アドベイト静注用キット 臨床成績
~定期補充療法~

承認審査時評価資料/再審査評価資料のため掲載していますが、承認された用法・用量外の成績を含みますのでご留意ください。

Last Update:2023.02

定期補充療法3)

再審査評価資料(使用成績調査)
3) Fukutake K et al., Int J Hematol, 109: 336-345, 2019
本研究はシャイアー社(現武⽥薬品)が実施し、論文著者には同社社員4名及び同社より講演料等を受領した者が含まれる
※:再審査時提出資料の最終解析版を論文より掲載

【目的】
使用実態下での有効性及び安全性を把握する
【試験デザイン】
製造販売後臨床試験(オープンラベル多施設共同試験)
【対象】
血液凝固第Ⅷ因子製剤による治療歴のある患者352例
【投与方法】
患者はレトロスペクティブに、標準定期補充療法群、出血時投与から標準定期補充療法に移行した群、出血時投与群、その他の投与群の4グループに割り当てられました。標準定期補充療法では週に1~3回の投与を医師の判断により行いました。
【評価項目# # 主要/副次は設定されていません。
有効性
各群における年間出血回数、止血効果

:止血効果は、観察期間2年の間、担当医が6ヵ月ごとに止血効果を、「著効、有効、やや有効、無効」の4段階で判定し、観察期間中の最も悪い判定が「有効」以上であった症例の割合としました。

安全性
安全性の評価:副作用の発現(重篤性、予測可能性)
免疫原性の評価:インヒビターの新規発現
【解析計画】
有効性は記述統計を用いて解析しました。安全性には統計学的検定は使用しませんでした。平均年間出血回数の標準定期補充療法群と出血時投与群の比較は、負の二項分布モデルを用いてポストホック比較を行いました。
【結果】
  • 1.  年間出血回数

    標準定期補充療法のみの患者の平均年間出血回数は8.5回/年であり、出血時投与を行った患者の平均年間出血回数36.6回/年と比較して有意に低い値となりました(p<0.0001、ポストホック比較)。

    治療法 症例数 平均年間出血回数(SD)
    標準定期補充療法 173 8.5(13.84)
    出血時投与→標準定期補充療法 22 23.6(25.62)
    出血時投与 105 36.6(40.38)
    その他の治療法 52 22.6(24.75)
  • 2.  止血効果

    標準定期補充療法のみの止血効果は90.8%、出血時投与のみの止血効果は93.3%でした。

    治療法 症例数 止血効果 有効
    症例数
    (%)
    著効(%) 有効(%) やや有効(%) 無効(%)
    標準定期補充療法 173 61(35.3) 96(55.5) 15(8.7) 1(0.6) 157(90.8)
    出血時投与→標準定期補充療法 22 5(22.7) 17(77.3) 0(0.0) 0(0.0) 22(100.0)
    出血時投与 105 39(37.1) 59(56.2) 7(6.7) 0(0.0) 98(93.3)
    その他の治療法 52 11(21.2) 35(67.3) 5(9.6) 1(1.9) 46(88.5)
  • 3.  安全性
    • 副作用発現頻度は3.7%(13/352例)でした。
      主な副作用は、第Ⅷ因子抑制4例(1.1%)、肝機能異常及び血中アルカリホスファターゼ増加が各2例(0.6%)でした。
    • 重篤な副作用は6例(1.7%)に7件認められ、その内訳は第Ⅷ因子抑制が4件、脳出血、肝機能異常及び状態悪化(インヒビターの2回目以降の再発またはインヒビター値の顕著な上昇)が各1件でした。
    • 予測ができなかった副作用として、脳出血、肝機能異常が1件ずつ認められました。
    • 過去にインヒビターが検出されたことのない患者におけるインヒビターの新規発生は318例中3例(0.9%)で、全体では352例中4例(1.1%)でした。

    (「投与中止例」「死亡例」については論文中に記載がありませんでした)(DIの安全性情報を参照しました)

  • 3) Fukutake K et al., Int J Hematol, 109: 336-345, 2019

使用上の注意等は「電子添文」をご参照ください。

*アドベイト®電子添文

6. 用法及び用量

本剤を添付の溶解液5mLで溶解し、緩徐に静脈内注射又は点滴注入する。なお、10mL/分を超えない速度で注入すること。用量は、通常、1回体重1kg当たり10~30国際単位を投与するが、症状に応じて適宜増減する。

臨床成績
~国内主要試験(第Ⅱ/Ⅲ相試験)~