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2022/09

前兆のある片頭痛は心房細動のリスク因子、AIの心電図分析で判明

Migraine With Aura ID'd as Independent Risk Factor for A-Fib

前兆のある片頭痛(MwA)の患者では、人工知能対応心電図(AI-ECG)から予測される心房細動(AF)発症リスクが有意に高いことが分かった。詳細は、「Headache: The Journal of Head and Face Pain」に6月8日掲載された。

MwA患者は、片頭痛のない人に比べて脳梗塞リスクが約2倍になると言われている。また、MwA患者は前兆のない片頭痛(MwoA)患者よりもAF発症率が高いという研究報告もある。そのため、MwA患者では脳梗塞の原因となるAFを早期診断することが重要だが、AFは発作的に生じることもあり、未診断となっている場合も多い。

そこで、米メイヨー・クリニックのChia-Chun Chiang氏らは、正常洞調律(NSR)の心電図からAFリスクを算出するAI-ECGアルゴリズムを用いて、MwA患者とMwoA患者との間でAFリスクを比較した。なお、このAF予測モデルは、30日以内にAFを併発する確率(%)を出力値として提示するものであった。

対象患者はMwAまたはMwoAと診断され、過去20年(2000年1月1日~2020年12月31日)以内に少なくとも1回NSRの心電図が得られた18歳以上の成人患者とした。各患者において、AF予測モデルの出力値が最も高くなった心電図を解析に用いた。MwA群とMwoA群との比較は、一般線形回帰モデルを用いて全体(全年齢の男女)で比較したほか、性別や年齢層(18~35歳未満、35~55歳未満、55~75歳未満、75歳以上)で分けた解析も実施し、年齢、性別、AFリスクを高める併存血管疾患(糖尿病、喫煙、冠動脈疾患、高血圧、脂質異常症、うっ血性心不全)で調整を行った。合計4万2例(MwA群1万7,840例、MwoA群2万2,162例)を最終解析に含めた。

その結果、AF予測モデルの平均出力値は、MwoA群の5.6%(標準偏差12.4%)と比較して、MwA群では7.3%(同15.0%)と有意に高かった(平均差1.7%、95%信頼区間1.5~2.0)。併存する血管疾患について調整後も、MwA群ではMwoA群と比較して、全体としてリスクが高かった(最小二乗平均差0.7%)。さらに、性別、年齢層別で分けた解析においても、18~35歳未満(同0.4%)、35~55歳未満(同0.5%)、全年齢の女性(同0.6%)、全年齢の男性(同1.0%)、35~55歳未満の女性(同0.6%)、18~35歳未満の男性(同1.2%)で、両群の差は有意であった。

著者らは「MwAは、特に55歳未満の患者ではAFの独立したリスク因子であることが分かった。AFによる心原性脳塞栓症が、片頭痛と脳卒中の関係性に重要な役割を果たしていることが示唆される」と結論付けている。

なお、複数の著者が製薬企業との利益相反(COI)の情報を開示している。(HealthDay News 2022年8月3日)

Migraine with Aura ID'd as Independent Risk Factor for A-Fib

Novel AI ECG algorithm shows patients with MwA have higher AF prediction model output, indicating higher probability of atrial fibrillation

WEDNESDAY, Aug. 3, 2022 (HealthDay News) -- Patients with migraine with aura (MwA) have significantly higher artificial intelligence-enabled electrocardiogram (AI-ECG) atrial fibrillation (AF) prediction model output, according to a study published online June 8 in Headache.

Chia-Chun Chiang, M.D., from the Mayo Clinic in Rochester, Minnesota, and colleagues compared AI-ECG AF prediction model output in adult patients with MwA and migraine without aura (MwoA). Adult patients with an MwA or MwoA diagnosis and at least one ECG with normal sinus rhythm within the past 20 years were identified. A total of 40,002 patients (17,840 with MwA and 22,162 with MwoA) were included in the final analysis.

The researchers found that compared with the MwoA group, the MwA group had significantly higher AF prediction model output (mean, 7.3 versus 5.6 percent). The difference between the MwA and MwoA groups remained significant after adjustment for vascular comorbidities in the overall group and among those aged 18 to <35 years and 35 to <55 years, women of all ages, men of all ages, women aged 35 to <55 years, and men aged 18 to <35 years.

"Our results suggest MwA is an independent risk factor for AF, especially in patients <55 years old, and that AF-mediated cardioembolism may play an important role in the migraine-stroke association," the authors write.

Several authors disclosed financial ties to the pharmaceutical industry.

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