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生検で採取したリンパ節の割面を、スライドガラスに軽く押し当てて作る標本のこと。捺印標本ともいいます。スタンプ標本は、低悪性度リンパ腫と反応性リンパ過形成(RLH)との鑑別や、転移がんとの鑑別などに役立ちます。
リンパ腫病変はリンパ節全体に一様に認められることが多いのですが、リンパ節の一部にしか認められない場合や、部位によって程度の違いがある場合、異なる病変がある場合があります。そのため針生検ではなく、病変リンパ節を丸ごと採取します。リンパ節生検のための組織採取は患者さんに負担がかかる処置なので、一度の生検で採取したリンパ節からいくつかの方法で標本を作り、様々な検査に用いる必要があります。
採取したリンパ節は、最大割面を複数個作成し、HE(ヘマトキシリン・エオジン)染色、免疫染色、特殊染色用標本、スタンプ標本にし、残りは凍結保存します。スタンプ標本には2種類あり、形態観察に向いているギムザ染色用のギムザ標本と、免疫染色が可能なパパ二コロウ標本があります1)。
転移がんの細胞の特徴である、重積した集塊があるかどうかを鑑別する際に有用です。また、転移性腺がんに見られる粘液がある場合は、リンパ腫を否定する所見が得られます2)。
リンパ球系細胞の細胞質が断片化したlymphoglandular bodiesの有無を見ることが、転移がんかリンパ腫かの鑑別に有用でlymphoglandular bodiesが認められた場合はリンパ腫を支持する所見となります。ただし、悪性・良性の鑑別指標にはなりません2)。
低悪性度リンパ腫では、中ぐらいの大きさのリンパ腫細胞が単調に現れます。これに対し、非腫瘍性の反応性リンパ過形成では胚中心が存在するため細胞が小型~大型まであり、成熟リンパ球が混在します2)。
参考文献