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会員限定 病理診断「リンパ球の分化過程とリンパ腫の各病型の正常対応細胞」

リンパ系腫瘍のWHO分類では、病理組織像、臨床情報、免疫形質、細胞遺伝学的異常などを踏まえて病型が定義されています。また、腫瘍が由来した正常対応細胞の細胞系列、分化段階、機能等によって疾患単位で構成されています1)
B細胞の成熟・分化の過程で、ナイーブB細胞、胚中心B細胞、メモリーB細胞、形質細胞と形質の変化を生じます。B細胞リンパ腫の各病型は、それぞれの分化段階に相当する腫瘍であるかの推定に基づいて整理されています2)
T細胞の成熟・分化の過程で、胸腺の役割が重要です。CD4、CD8ともに陰性の未熟なT細胞は、胸腺の皮質でCD4とCD8ともに陽性となり、その後、髄質でCD4とCD8のいずれかが陽性となり、自己と非自己を見極められるようになると全身に循環します。胸腺を経由せず肝臓や腸管に分化する細胞もあります3)4)

B細胞

T細胞

参考文献

  • 1)永井良三(総監)、神田善伸(編)、伊豆津宏二(著). 血液科研修ノート. 第1版. 診断と治療社. 2016.266-270.
  • 2)飛内賢正、木下朝博、塚崎邦弘(編). 悪性リンパ腫治療マニュアル(改訂第4版). 2015. 南江堂. 6-9.
  • 3)中村栄男、大島孝一、竹内賢吾、田丸淳一、中村直哉、吉野正(著).リンパ腫アトラス 第5版. 2018. 文光堂. 12-19.
  • 4)渡邉純一. イラストで理解する みんなの血液内科学. 中外医学社. 2018. 32.

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