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会員限定 うつライブラリー抗うつ薬への反応が不十分な場合の対応について

知っておきたいうつ病診療

抗うつ薬への反応が不十分な場合の対応について

うつ病の薬物治療における定期的な効果判定は、うつ病を寛解へ導くために重要です。うつ病治療ガイドライン第2版1)では、寛解に達しない場合は治療方針の修正を適宜図ることが勧められています。治療反応の評価に際しては、抗うつ薬の効果判定だけではなく、診断の適切性(双極性障害の可能性など)、不安症などの併存障害の有無、身体障害の有無、抗うつ薬の用法・用量・投与期間の適切性、服薬アドヒアランス、電気けいれん療法や精神療法の追加・変更、患者さんの環境(家族や職場、経済的な環境など)なども併せて評価する必要があります1)。また、海外での成人大うつ病性障害の臨床ガイドライン(Canadian Network for Mood and Anxiety Treatments;CANMAT)2016年版2)では、抗うつ薬への反応が不十分な場合の対応についてのアルゴリズムを紹介しています()。このアルゴリズムでは、第一選択の抗うつ薬に対して2~4週間後に早期改善が得られなかった場合には、忍容性に応じて抗うつ薬の増量による最初の用量最適化を行うとされています。それでも効果不十分の場合に、抗うつ薬の切り替えや補助的治療薬の追加が推奨されています。より慢性で治療抵抗性のうつ病に対しては、症候的寛解よりも機能の改善やQOLを重視した治療アプローチを検討するとされています。

図:抗うつ薬への反応が不十分な場合の対応についてのアルゴリズム
  (海外CANMAT臨床ガイドライン2016年版)2)

抗うつ薬への反応が不十分な場合の対応についてのアルゴリズム

①評価尺度を用いて転帰を観察。②忍容性に応じて抗うつ薬の増量による最初の用量最適化。③早期の治療抵抗性に対して効果がみられない場合、精神療法や神経刺激療法の補助的な追加を検討。④1剤以上の抗うつ薬が無効であれば第二選択薬または第三選択薬への切り替えを検討。⑤より治療抵抗性のうつ病に対しては、改善までのより長い期間での評価を検討。⑥忍容性に応じて最大用量まで増量。⑦より慢性で治療抵抗性のうつ病に対しては、症候的寛解よりも機能の改善やQOLを重視した慢性疾患管理アプローチを検討。

1) 日本うつ病学会 監修:うつ病治療ガイドライン第2版, 医学書院, 2017
2) Kennedy SH. et al.: Can J Psychiatry 61(9): 540-560, 2016

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