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IBD ステーション潰瘍性大腸炎・クローン病

クローン病肛門病変の診断基準

肛門周囲、肛門管を含めた局所の病態の評価は、経験ある外科医、肛門科医との連携の下、必要に応じて麻酔下での検索を行います(EUA:Examination under anesthesia)1)
画像検査としては、内視鏡検査、瘻孔造影、CT、MRI、経肛門的超音波検査を用いて肛門管から直腸周辺の炎症性変化を評価します1)。腸病変については、罹患部位、活動性を把握します1)。肛門機能についても、用手的診察、肛門内圧検査を用いて肛門括約筋機能を評価します1)
肛門病変は、病態からprimary lesion(原発巣)(図1)、secondary lesion(続発性難治性病変) (図2)、incidental lesion(通常型病変)に分類されます2)、3)表1)。

図1:クローン病の肛門病変:primary lesion

図

NPO法人 日本炎症性腸疾患協会(CCFJ)編:クローン病の診療ガイド 第2版, 文光堂, 東京, pp.6-16, 2016

図2:クローン病の肛門病変:secondary lesion

図

NPO法人 日本炎症性腸疾患協会(CCFJ)編:クローン病の診療ガイド 第2版, 文光堂, 東京, pp.6-16, 2016

表1:クローン病の肛門病変の分類

Primary lesions
(原発巣)
Secondary lesions
(続発性難治性病変)
Incidental lesions
(通常型病変)

anal fissure
(裂肛)

ulcerated edematous pile
(潰瘍化した浮腫性の皮垂)

cavitating ulcer
(肛門部深掘れ潰瘍)

aggressive ulceration
(肛門管、周囲皮膚に広く深い潰瘍を生じる急性病変)

skin tags
(皮垂)

anal/rectal stricture
(肛門/直腸狭窄)

perianal abscess/fistula
(肛門周囲膿瘍/瘻孔)

anovaginal/rectovaginal fistula
(肛門膣瘻/直腸膣瘻)

carcinoma
(癌)

piles
(痔疾または痔核)

perianal abscess/fistula
(肛門周囲膿瘍/瘻孔)

skin tags
(皮垂)

cryptitis
(肛門陰窩炎)

Hughes L.E., et al. Allan R.N. et al. eds:Inflammatory Bowel Diseases 2nd Ed, Churchill Livingstone, London, pp.351-361, 1990
厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等政策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」(渡辺班)
平成23年度分担研究報告書 別冊:クローン病肛門部病変のすべて ‐診断から治療まで‐, 2011より作表

クローン病診断基準(2017年1月改訂)における「特徴的な肛門病変」1)

裂肛、cavitating ulcer(肛門部深掘れ潰瘍)、痔瘻、肛門周囲膿瘍、浮腫状皮垂など。Crohn病肛門病変肉眼所見アトラスを参照し、クローン病に精通した肛門病専門医による診断が望ましい。

引用資料

1) 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等政策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」(鈴木班)平成28年度分担研究報告書 別冊:潰瘍性大腸炎・クローン病 診断基準・治療指針 平成28年度 改訂版

2) NPO法人 日本炎症性腸疾患協会(CCFJ)編:クローン病の診療ガイド 第2版, 文光堂, 東京, pp.6-16, 2016

3) 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等政策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」(渡辺班)平成23年度分担研究  報告書 別冊:クローン病肛門部病変のすべて ‐診断から治療まで‐, 2011

【監修】国立大学法人東京医科歯科大学 消化器内科 特任准教授 長堀 正和 先生